ピッコマで配信中の漫画お嬢様はロイヤル・シェフは、Lysha・PAYA先生の作品です。
小さな食堂を営んでいたユン・セナ――。
ある日、交通事故に遭ったセナが目を覚ますと、なんと皇帝も恐れる家門の末っ子、セニアナ嬢になっていた。
セナが憑依したセニアナは、家族からのけ者にされていて、最初はセナも逃げようとするのだが…
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お嬢様はロイヤル・シェフ【第36話】のあらすじ・ネタバレ
ネックレスが何度も光を放つので、正直セニアナはうんざりしていました。
すると突然目の前が真っ暗になり、ひたすら暗闇の中を歩き続けることになってしまったのです。
もしかするとポータルに飲み込まれてしまったのかもしれませんが、そうなるとセニアナの命令にポータルが反応しないのは違和感を感じます。
どれくらいの距離を歩いてきたのでしょう。
必死に歩いてきた脚はガクガクと震えています。
すると先の方になんだか光が見えてきました。
光の方へ向かおうとするセニアナを何者かが引き留めます。
セニアナは声がするへと視線を向けるのです。
セニアナはどこへ!?
いつものように散歩をするため集まったお爺様とお兄様たち。
しかしセニアナの姿が見当たりません。
料理をする時には時間が経つのを忘れてしまうのできっと調理室にいるのだろうと話しています。
お兄様たちはなんだかセニアナに渡したいものがあるようで、一刻も早く喜ぶ姿が見たいようです。
ガウェイン(あいつ驚くだろうな。東部の令嬢たちの間で流行ってるデザートを俺が直々に買ってきたから)
ランスロット「用意した美味しいお茶を早く楽しんでもらいたいので探してきます」
ガウェイン「俺も行く」
2人はお爺様にそう伝えると、早速調理室へと向かいます。
ガウェイン「セニアナの部屋を城へ移すのはどうだ?離れにいるとフロレッタとのイヤな記憶を思い出すかもしれないだろ」
「調理室も城へ移せば簡単に解決するのに”大旦那様”は本当に血も涙もないな」
ランスロット「調理室は大した問題じゃない…」
「離れはお爺様の心の壁だ」
「情を移さないための壁なんだ」
ガウェイン「面倒くさいな」
調理室の扉を開いた2人は、セニアナの姿がなく静かな部屋の中を見て目を丸くしています。
部屋にもいないけれど、警備隊に聞いても出かけたりはしていないとのこと。
メイドによればドミニク皇子の見送りに出てから戻っていないと言うのです。
するとランスロットがベッドの下から、この間セニアナが密かに認めていた家出計画書を見つけました。
計画書には城を出た後の計画が記されており、2人はセニアナが家出したのだと判断し、急いでお爺様へ報告に向かうのです。
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ポータルで遭遇したのは…
光のところへ向かおうとしたセニアナを引き止めたのは、先生でした。
セニアナ(どういうこと…?)
(もしこれが夢ならどうか覚めないで)
(私の名前を呼ぶ優しい声)
(近づくと消えてしまいそうで…足が動かない…)
先生「急ぎましょう」
セニアナ「でも…」
「でも……」
先生「ポータルに飲み込まれる前に」
涙が溢れて立ち止まるセニアナの頭に、先生は優しく触れて微笑みます。
セニアナ「…ここはポータルの中ですか?」
先生「そうよ」
先生はセニアナの質問に答えると、真っ暗だった空間に光を灯し、セニアナの手を引いてぐんぐんと進んでいきます。
明るくなって初めて、目の前に広がった景色は、セニアナの好きだった花。
しかも辺り一面、咲いています。
先生「セナちゃんが好きなお花よ」
セニアナ「そんな昔のこと覚えてたんですか?」
先生「ええ、施設の花壇に咲いたベゴニアを見て言ったでしょう?」
セニアナ「……」
先生「お花が大好きなのに生活が苦しくて花束を買う余裕すらなかったのも知ってるわ」
セニアナ「……」
先生「ボロボロのコートを5年間着続けたことや」
「借金取りに追われて下水道に隠れたせいで、湿疹ができた上に大人になってもそれがなかなか治らなくて辛い思いをしたことも」
「心配をかけたくないから私には全部秘密にしてたことだって知ってるわ」
「あなたは優しい人よ。だからこの世には私よりもっとあなたを愛してくれる人がたくさんいるはずよ」
セニアナ「そんなのイヤだ!」
「先生お願い…行かないで…!」
涙が止まらないセニアナを先生は優しく抱きしめます。
先生「さあ行きなさい」
セニアナ「ここで先生と一緒にいちゃダメですか?」
先生「それはダメよ。家族が待ってるわ」
セニアナ「私の家族は…先生です…」
先生「もちろん私の家族もセナちゃんよ」
「でもセナちゃんには新しい家族がいるから」
セニアナ「いいえ…違います」
先生「そう?」
セニアナ「あの人たちが心から私を好きになることは絶対にあり得ません」
先生「セナちゃんもそうなの?」
セニアナ「それは…違うけど…」
先生「セナちゃん、私はもういないの」
「1人で生きていくために心を開く方法を学びなさい」
「傷つくのを恐れて逃げてばかりでは相手の本心を知ることができないわ」
セニアナの頬に優しく触れていた先生の手が胸の前に動き、ぽんっと押されてしまいました。
そのまま後ろに倒れるように落ちていくセニアナ。
最後に先生が何か叫びました。
先生「裏切り…は…つけて!」
夢か現実か
次にセニアナが気づいた時、また真っ暗闇の中にいました。
しかし今回は城の南にある境界線の辺りのようです。
隠し通路がきっと近くにあるはずです。
セニアナ(あれは確かに先生だったわ)
(まだ温もりが残ってる気がする)
先生の温もりを感じて、さっきまで起こっていたことについて考えているセニアナ。
その時、森の中を誰かが歩いてくる音が聞こえます。
もしかするとこの間遭遇しかけたスパイかもしれません。
しかし今は、ただただこちらに来ないようにと目を瞑って祈ることしかできません。
足音が止まり、ぐっと閉じていた目を開くと、そこにはお爺様が立っていました。
なぜか洋服は乱れ少し汚れており、お爺様自身も汗をかいているように見えます。
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お嬢様はロイヤル・シェフ【第36話】の感想
あのネックレスの影響か、ポータルの世界へと連れて行かれたセニアナ。
ドミニク皇子がすぐに会いたくなると言っていたのは、こういう意味だったのでしょうか。
ポータルはこんなに突然に目の前に現れるものなのでしょうか。
今回に至っては自らの命令が届かなかったのも気になります。
その辺りの秘密をもしかすると皇子は知っているのかもしれないですね。
そしてそれよりも衝撃的だったのが、ポータルの世界で先生と出会ったことです。
現世だけでなく、死後の世界もポータルの対象なのでしょうか?
なんだかポータルについてわからないことが多すぎて戸惑います。
もし自由に操れるなら、辛くなった時にはまた先生に会いに行ってほしいですが、そうも簡単には行かないんでしょうね。
しかし今回先生に会えたことで、また家族との向き合い方も変わるはず…
セナが家族愛を実感できる日が、やってきますように。
まとめ
以上、ピッコマで配信中のお嬢様はロイヤル・シェフ【第36話】のネタバレをご紹介しました。
お嬢様はロイヤル・シェフはピッコマ限定で配信されているので、他のサービスでは読むことができません。
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