ピッコマで配信中の漫画お嬢様はロイヤル・シェフは、Lysha・PAYA先生の作品です。
小さな食堂を営んでいたユン・セナ――。
ある日、交通事故に遭ったセナが目を覚ますと、なんと皇帝も恐れる家門の末っ子、セニアナ嬢になっていた。
セナが憑依したセニアナは、家族からのけ者にされていて、最初はセナも逃げようとするのだが…
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お嬢様はロイヤル・シェフ【第33話】のあらすじ・ネタバレ
セニアナを巡って、両者全く譲る気配のないドミニク皇子とガウェイン。
痛いフリの演技で乗り切ろうとするも、あまりの下手さに2人は完全にフリーズしてしまいます。
その時、ドミニク皇子の従者が現れ、皇子は小さくため息をついて一緒に戻っていってしまったのです。
ガウェイン「大丈夫か?」
セニアナ「ええ。お優しい方ですよ。頬に怪我をしていると心配して下さいました」
ガウェイン「優しいなんて冗談じゃない」
「皇子は残酷な男だ。異民族の敗戦軍を大虐殺したんだぞ」
セニアナ「それはお兄様が戦場に出るときも一緒ですよね?」
ガウェイン「俺は…子供や女は生かしておくぞ!」
セニアナ「敗戦国の子供や女は奴隷として売られて死んだ方がマシな生活をするでしょう?」
「最悪の場合は錬金術の材料として使われることもありますし…」
「ですからそれは殿下なりの配慮なのかもしれません」
ガウェイン「何で皇子の味方するんだ?」
セニアナ「味方してるわけではないんですけど…」
2人の会話を少し離れたところで聞いていた皇子は、これまで誰1人としてそんな風には思ってくれなかった”配慮”という言葉がセニアナから出たことに驚いています。
神官である母と皇帝である父の間に生まれた不貞の種だと言われて育ったドミニク皇子。
当然皇帝の息子として認められるはずもなく、生まれると同時に老騎士に抱かれて国境地域へと連れて行かれました。
そして「殺さなければ殺される。それが殿下の運命です」と言われ、誰からも守られることなく幼い頃から戦場に出ていたのです。
時には捕まって捕虜になったことも、皇帝の子だとバレて錬金術の材料として売られたこともありました。
そこで自分の子を守るために代わりに錬金術の材料となり、化物になってしまった女性を見て以来、いい加減な気持ちで慈悲を施すことをやめました。
しかしそんな彼の考えは、同然人々に受け入れられることはなく、ドミニク皇子は次第に”虐殺者”と呼ばれることとなったのです。
ドミニク皇子(理解してほしいと思ったことはない)
(意思も聞かずに捕虜を殺したのは確かな事実だから)
(しかし……)
(彼女の言葉を聞いた時嫌な気分ではなかった)
ドミニク皇子が探しているもの
従者「皇宮から連絡がございました」
ドミニク皇子「捜索を急かす連絡だろう」
従者「本当に困りますよね。こっちのことも考えてもらいたいものです」
「ポータルになる得る魔源がここにあって皇室がそれを内密に捜索していることがフランシフ家にバレたら大変なことになりますよ」
ドミニク皇子「そうだろうな」
従者「他人事ではありません!バレたらサビエール家にも狙われることになります。サビエール家が栄えたのはその家の令嬢がポータルを独占してるおかげですから」
「神託ではありますがポータルは本当にあるのでしょうか?あるならとっくにフランシフ家が見つけてるはずです。それに魔源を見つけたとしても聖女がいなければポータルを開くことはできません」
「聖女の選抜を続けてはいますが、ギラゲオンに聖女が現れたのは何せ一世紀ぶりのことでしたから」
「このポータルの規模を知ったらさらに大騒ぎになりますね…」
ドミニク皇子「さあな…今回のポータルを開いたのが本当にサビエール家の聖女なのかについてはまだ確認が必要だろう」
従者「絶対そうですよ!あんなポータルを開くことができる聖女が他に現れたら直ちに騒ぎになって知れ渡ってますよ」
「皇太子も他の皇子も新しい聖女を皇妃として迎え入れようと…ああっ…殿下!魔石はどちらに?」
「ポータルの魔源の一部なので今としてはポータルを探す唯一の手がかりなのに…!」
ドミニク皇子「なくした」
従者「ええっ!?」
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ポータルとは!?
夜にも関わらず城の警備が厳しくなっているのか、騎士がたくさんいる様子を目の当たりとしてセニアナは少し恐怖を感じています。
もし本当にポータルを開いたのが自分だとすれば…
それだけは絶対に嫌だと思いながら図書館の扉を開くと、中にはランスロットの姿がありました。
ランスロットもポータルについて調べていたようで、一緒に座って話すことになりました。
セニアナを座らせるためわざわざ椅子を引いてくれる優しさは、ランスロットらしさを感じます。
ランスロット「ポータルを開けるのは聖女だけだということは説明しなくてもいいね?」
セニアナ「はい」
ランスロット「だがいくら聖女でも魔源が一種の鍵だからそれを見つけない限りポータルは開けない…」
セニアナ(ポータルが家で聖女が家主なら鍵である魔源を見つけてからこそ入れるってことね)
セニアナ「魔源というのは石ころですよね?」
ランスロット「確かにそうだけどそんな呼び方する人は初めてだ」
セニアナ「じゃあ移動魔法はポータルだけなんですか?」
ランスロット「今のところはね、だからポータルは絶大な権力となる」
「商業には必須だし戦争においても非常に役に立つからね」
セニアナ(そりゃそうよね敵が自由自在に移動できるなら戦略を立てても意味がないもの)
(私にそんな絶大な権力は必要ないわ、大きな力にはその分危険がつきものだし…いや、私にポータルを開く力があるとしても今回はサビエール家が開いたのかもしれない)
(白い瞳と白い髪の人たちがギラゲオン周辺の人種なら私が開いたポータルが反動を起こしたとは言えないはず)
セニアナ「あの、もしかして白い髪に白い瞳を持つ人たちをご存知ですか?」
ランスロット「知ってるよ」
「とても遠く離れた大陸にいる人種で直接会ったことはないんだけどね」
セニアナ(よりによって何で私なのよ!)
料理でみんなを励ます作戦に出る
それからというもの、お爺様とお兄様たち、そして家臣たちは毎日会議で大忙し。
誰がポータルを開いたのかについて話していたり、今後の対応について話し合われています。
本当のことを知っているのはセニアナだけですが、本当のことを言えない以上、今他にできることを考えて料理をすることに決めました。
シトロンにうなぎの下処理をお願いしていたセニアナは、疲労回復にとスタミナ満点のウナギを使うつもりでいるようです。
シェフたちは、セニアナの手捌きを間近で見ながら、生姜の粉や醤油と蜂蜜を使う面白いアイデアと、厨房でも即戦力となる料理の腕前に感動しています。
見られてばかりで恥ずかしさもこみ上げてきたため、暇なら手伝うようお願いします。
シェフはセニアナが準備した食材の中で、高麗人参が気になるようです。
これはマーティス男爵がたくさんくれたものです。
以前高血圧に効くと証明されたのをニュースでみたことがあり、マーティス男爵に話したところすぐに持ってきてくれたのです。
シェフが気になるのは、高麗人参が生薬で、料理にいれるのかというところのよう…
もちろん高麗人参の独特な香りを理解しているセニアナは、これをデザートに使う予定です。
下処理をして、得意料理である果物や生姜、蓮根などを蜂蜜や砂糖水で煮詰めた伝統的なお菓子”正果”にすると張り切っています。
セニアナ(先生が入院していた病院前の高級喫茶店で紅参の正果を売っていた)
(あの時は治療費で精一杯だったからかなり高い正果には手が出せなかった。だから紅参の中でも質がよくて安いものを買って直接作っていた)
(大人気だったな…特にお爺さんとお婆さんたちに)
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お嬢様はロイヤル・シェフ【第33話】の感想
ドミニク皇子が城内をウロウロしている理由が明らかとなりました!
なんとフランシフ家の中にポータルが隠されていたなんて…
さらにセニアナがあの日見た白い髪の人々が、遠くの大陸に住むことも分かり、これであの日ポータルを開いたのがセニアナであることが確実になりましたね。
フランシフ家にとっては聖女の登場とポータルの能力はかなり有益なものになりますが、身の危険のリスクを考えてセニアナはこの件を秘密にしておく決意を固めました。
白い髪の人のことを尋ねた段階でランスロットは何かに気付いていそうですし、ドミニク皇子も腕輪がちぎれた段階で何かに気付いているはずです。
セニアナが黙っていても何だか周りの勘が強すぎて、バレてしまうのも時間の問題な気がします。
お互いにとって良い環境下で、この能力を存分に発揮してほしいものですが、料理人になりたいセニアナにとって最善の方法が今のところ私には浮かんできません。
家を出たいという希望も叶わなくなる可能性が高そうですし…
今回はうなぎ料理を作りはじめたセニアナですが、本当に生き生きした姿に、シェフになる夢は叶えてあげてほしいと思いました。
まとめ
以上、ピッコマで配信中のお嬢様はロイヤル・シェフ【第33話】のネタバレをご紹介しました。
お嬢様はロイヤル・シェフはピッコマ限定で配信されているので、他のサービスでは読むことができません。
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