ピッコマで配信中の漫画できるメイド様は、Sanho・yuin先生の作品です。
特技が一つもない冴えない侍女マリ。
いつもいじめられるばかりだった彼女に、ある日信じられないことが起きた。
「君のために最後にお祈りをしてあげよう、君の願いは何だい?」
死んでいった囚人を看病していたマリに訪れた奇跡。
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できるメイド様【第38話】のあらすじ・ネタバレ
ジーナによって部屋へと連れてこられたマリを待っていたのは、明るく笑顔で出迎えてくれたレイチェル令嬢でした。
先ほどのこともあり、怯え怯え挨拶をするマリです。
しかしレイチェル令嬢はまだ挨拶の途中だと言うのに、椅子に座るよう声をかけ、さらには自宅から持ってきたというお茶まで出してくれようとするのです。
目の前には美しい色のお茶が準備されました。
しかしまだここへ呼ばれた理由が明らかになっておらず、マリは様子を伺っています。
レイチェル令嬢「お忙しいところお越しいただいてありがとうございます」
マリ「とんでもございません。それから敬語はおやめください。ところでどんなご用で…?」
レイチェル令嬢「実は1つお願いがあってマリさんをお呼びしたんです」
「単刀直入に言いますわ」
「私とイーストバーン家を助けてほしいのです」
マリ「あの…どういう意味ですか?助けてほしいって…私はただのメイドに過ぎません」
レイチェル令嬢「私は何があっても皇太子殿下と結婚しなければなりません」
「皇太子妃になりたいとかそんな簡単な理由ではありません」
「私が皇太子殿下と結婚できるかどうかでイーストバーン家の運命が決まるのです」
「皇太子殿下との内戦に負けて以来うちの家門は衰退の道をたどっています」
「もう手が付けられないギリギリのところまできてしまいました」
「そんなイーストバーン家を以前のように復興させる方法はただ一つ。私が皇太子妃になることです」
「イーストバーン家にとってこれが最後のチャンスなんです」
「しかし客観的に見てアリエル令嬢が選ばれる確立の方が高いでしょう」
「シュレーアン家は勢力もありますし長い間皇太子殿下を支持してきましたから」
「だから私が皇太子妃に選ばれるようマリさんに協力していただきたいんです。私にはあなたの助けが必要です」
マリ「分かりました」
「皇太子殿下とレイチェル令嬢が仲良くなれるよう私がお手伝いします」
レイチェル令嬢「違うんです。そんなことをしてほしいんじゃありません」
「皇太子殿下と仲良くなるのは私が努力すればいいだけです」
マリ「…それじゃあ?」
レイチェル令嬢「私が必要なのはマリさんの”能力”です」
「マリさんは様々な分野に置いて優れた能力をお持ちだと聞いておりますわ。皇太子殿下がマリさんのことを可愛がっている理由もその能力を買ってるからでしょう」
「皇太子妃の選択が行われるまでの間私にはいろいろな試練が訪れるはずです。そしてそのすべてが皇太子殿下に報告されます」
「ですから試練を乗り越えられるようマリさんの力を貸してほしいのです。誰よりもできる女として輝く存在になるのが私の目標です」
「あなたの能力を私に貸してください。その代わりとしてマリさんの望むことを」
「何でも叶えて差し上げましょう」
その夜のこと
レイチェル令嬢と話したマリは、自分の計画と一致するうえに、どうやって近づこうかと思っていた令状から声をかけてもらえるなんてと考えていました。
しかし実際のところ、レイチェル令嬢も家門のために皇太子殿下と結婚したがっているのです。
もちろんそれは政略結婚だから仕方のないことです。
それに性格も悪くなさそうで、皇太子妃になっても問題はなさそうだと感じたのです。
さらにレイチェル令嬢は、報酬として自由人の身分、他国への移住費用1,000ペナを渡すと提案してきました。
1,000ペナもあれば、一生遊んで暮らせそうなものです。
しかしマリには不安なことがありました。
当初マリが考えていた愛のキューピット作戦では、2人の仲をさりげなく取り持つくらいのことしか考えていませんでした。
しかしレイチェル令嬢にお願いされたのは、マリの能力を使って試練を乗り越えるというものです。
そもそも自分が力になれるのか不安なのです。
しかしこうなった以上、全力でレイチェル令嬢を後押しするしかありません。
後ろで活躍すれば、みんなの関心もきっとレイチェル令嬢へと向き、マリの正体がバレる心配も減ることでしょう。
さらになんといっても、レイチェル令嬢が皇太子妃になれば、この獅子宮殿から出られるだけでなく、この帝国からも逃げ出せるのだから、マリにとってこんなチャンスはありません。
マリはレイチェル令嬢の申し出を受け入れる覚悟を決めるのです。
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専属メイドになるのは認められない!?
翌日、マリがレイチェル令嬢の専属メイドになるとアシュリンからラエルへと報告されたのですが、もちろん納得してはもらえません。
ラエル「マリは俺の所有物であり、俺のものだ。それなのにどうしてレイチェル令嬢の専属メイドに?」
アシュリン「あの…それが…令嬢からの申し出でして…」
アシュリン(戦争捕虜のマリが皇太子殿下の所有物であることに違いはないけど)
ラエル「マリがレイチェル令嬢のお茶汲みをするのは構わない」
「しかし俺以外の人間の専属メイドにするのは許可できない」
アシュリン「…かしこまりました殿下」
ラエルの言うとおり、レイチェル令嬢の専属にはさせてもらえなかったマリは、昼間はレイチェル令嬢のお世話、夜は皇太子の不眠治療と忙しい日々を過ごしていました。
皇太子殿下と2人の候補者は公式的な場以外での接触は全くありません。
何も起きないまま時間だけが流れ、自分にできることなんて何もないのではと感じ始めたマリの頭には、令嬢と皇太子殿下が仲良くなれるよう何かした方が良いのではという考えが浮かびますが、必要ないと言われた以上余計なことはできません。
予知夢を見たものの…
翌日、レイチェル令嬢の髪を結ぶマリ。
きっと今日の夢は予知夢だとの自信がありながらも、ここまで何も起こっていません。
そんな中令嬢は、皇太子との食事へと向かいます。
マリ(今日は候補者たちを歓迎するためのパーティーが開かれる)
(まさかそこで何か起きるんじゃないでしょうね?)
しかし会場につくなり、急な会議が入ってしまったからと食事会の中止が言い渡されてしまうのです。
レイチェル令嬢「私との食事よりもお仕事の方が大事ですわ。食事はまた別の機会にすればいいだけですから気にしないでくださいとお伝えください」
ドタキャンにも関わらず、落ち着いて対応したレイチェル令嬢。
その帰り道ふと、そういえば”ちょうどあの時間”だと言って、ジーナを返してマリと2人で散歩に出ることになったのです。
レイチェル令嬢「やっぱり南部の庭園と比べ物にならないわ!」
マリ(いつも気品ある令嬢だけどああして無邪気に笑っている姿は可愛い)
アリエル令嬢「あら、誰かと思ったら」
「レイチェル令嬢じゃありませんか」
マリ(アリエル令嬢…!)
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できるメイド様【第38話】の感想
アリエル令嬢と違い、とても丁寧な対応のレイチェル令嬢でした。
しかし可愛さと礼儀正しさだけでなく、実は心にしっかり芯を持っており、家を守るために今回結婚までなんとしてもこぎつける必要があるのです。
そのためにマリを利用することにしたということで、お互いにとってウィンウィンな提案となりました。
マリもこれを成功させれば、帝国から脱出できるとあって絶対に成し遂げる覚悟なのです。
しかしレイチェル令嬢の専属メイドになることについては、ラエルの猛反発を受けます。
結果、マリがどちらのお世話も担当することになったのですが、これといって状況が変わる様子もなく、やきもきさせられました。
マリもきっと予知夢だと思う夢を見たにも関わらず何も起こらないので、ちょっと困っていましたね。
そんな中、レイチェル令嬢に誘われてやってきた庭園で、アリエル令嬢と遭遇しました。
きっとレイチェル令嬢は、アリエル令嬢がこの時間、散歩していることを知っていたのでしょう。
この3人の中でうまく会話が成立する気が全くしないのは私だけでしょうか…
お互いバチバチの時間になりませんように。
まとめ
以上、ピッコマで配信中のできるメイド様【第38話】のネタバレをご紹介しました。
できるメイド様はピッコマ限定で配信されているので、他のサービスでは読むことができません。
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