ピッコマで配信中の悪女は砂時計をひっくり返すは、 Antstudio・SANSOBE先生の作品です。
売春婦だった母が伯爵と結婚し貴族の一員となり生活が一変した「アリア」。
妹の「ミエール」によって母が殺され…
自分も殺されかけたが、死の直前に砂時計のおかげで過去へと戻ることができた・・・!
「アリア」は妹を超える悪女になって「ミエール」に復讐することを決意したがーー!
以下、ネタバレとなりますのでご注意ください。
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悪女は砂時計をひっくり返す【第54話】のあらすじ・ネタバレ
エマの仕業であることが暴露され、エマとベリーは取っ組み合いの喧嘩になりました。
周りが止めに入るも騒ぎは収まりません。
もうその滑稽な光景を見ていると、アリアは面白くて笑いを抑えることができないほどです。
しかしそんなアリアを見たカインは、恐怖で怯えていると勘違いして、優しく寄り添ってくれるのです。
正直、過去に首を切られたことを思うと、腹が立って仕方ありませんが、ここは大人の対応をして見せることに…
ザワザワと騒がしいホールで、1人怯えるミエールの姿を見ると、もうそれだけでお腹いっぱいです。
アリア(まあ…過去のことはもう気にしてないけどね)
(あの時とは違う展開になっているから)
それからベリーは毒の入手経路を知っていると明らかにしました。
念のため毒を少量残しているので確認できると強気な姿勢です。
余分に残しておくなんて、過去も現在もベリーの慎重さは変わっていませんでした。
アリアはそれを聞いて、朝から馬車を確認しに行っていたんだと納得がいきます。
しかしもはやそんなことは、意味のないことだとアリアは知っています。
アリア(だって)
(いくら私が以前よりマシな性格になったとしても)
(酷いことをした人たちを許すことなんてできないもの)
ベリーに与えられた罰
アリアは、自分が平民出身だから、毒を盛るほど嫌われているんだと涙を流します。
お母様も伯爵も心配して、アリアの味方をしてくれています。
そして伯爵はエマだけでなく、ベリーにも罰を与えると言い渡すのです。
約束と違う展開に焦るベリーは、チラチラとアリアの方を見ています。
ここでアリアは、作戦通りベリーを見逃して欲しいとお願いします。
家族を殺すと脅されたのなら仕方がないことだと言ってベリーを庇うことで、本当に心が優しいアリアという印象を、その場にいた多くの人々の心に植え付けることに成功しました。
アリア(こんな大騒ぎの中)
(あなただけは何も発言しないのね)
(そんなにエマが好きならあなたが彼女を守ってあげたら?)
(涙を流しながらエマを助けなさいよ)
(あなたにとっては母親も同然でしょ?)
(必死に訴えれば修道院に送るくらいで収まると思うんだけど)
(でも…)
(そんなことできないわよね!)
(あなたにはそんな勇気がないから)
ベリーはアリアの準備した馬車に乗り込みます。
たまには手紙で近況報告してねなんて、まるで仲の良い2人のような会話をして、馬車を送り出しました。
この決定には、アニーもジェシーも納得がいかないらしく、もっと思い罰を与えるべきだと抗議されます。
しかしアリアには何やら考えがあるようで、悪いことをすると必ず罰を受けることになるから心配いらないと言うのです。
夜になり、森の中に止まったままの馬車からベリーが出てきました。
御者がどこかへ行ったきり全然戻って来ないのです。
馬車を降りて確認してみると、なんと荷物が全て持ち去られており、完全に1人取り残されてしまったようです。
そんなベリーの様子を木の影からじっと見ている二匹の獣の姿が…
神に助けを乞うベリー目掛けて獣たちは走り、ブシャっという鈍い音を立てて、その場には凄まじい勢いで血液が飛び散るのです。
数日後ベリーからの手紙を受け取ったアリア。
しかし中身は、ベリーの処理を完了したという報告書です。
アリアが手を下したことを知られてはならないため、ジェシーには彼女は元気だと書いてあると嘘をつくのです。
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エマ、裁判の日を迎える
馬車に乗り込んだ伯爵一家。
結果はわかっているため無理してくる必要なかったのにと納得のいかないお母様ですが、どうしてもアリアは裁判へ向かう必要がありました。
いよいよ裁判が始まりました。
エマに起訴状内容に間違いがないかとの質問が投げかけられます。
アリアの姿を見た傍聴人たちは、噂と全く違う姿のアリアに、もしかすると誰かが変な噂を流したのでは?と気づき始めていました。
しかしそんなヒソヒソ話には、一切興味を示すことなく、目の前で起こっている光景をじっと見つめるアリア。
以前、舌を切られた状態で死刑台に連れて行かれたことを思い出します。
裁判官「ロースチェント・アリアが傍聴席にいると聞いたのですが…」
アリア「私です」
裁判官「被告人の刑を減刑して欲しいという内容の陳述書が何通も届いていたので、私たちで話し合ったところ」
「こちらでは減刑できる要素が見つからなかったのですが」
「この件について何か意見があれば発言してください。あなたは被告人エマの罪を許すことができますか?」
傍聴人「アリア様は優しい方だから許すかも?」
アリア「……」
「いいえ」
「新たな被害者が生まれないよう、彼女にはきちんと罰を与えるべきだと思います」
アリア(ここで良い人ぶる必要はない)
(私はそこまでバカじゃないから)
(見てなさいミエール)
裁判官「それでは」
「被告人エマに死刑を求刑する」
エマへの判決が下され、ショックのあまり過呼吸になってしまったミエール。
すぐさま伯爵は助けを求め、カインを遣わせます。
アリアもミエールのそばへと向かい、声をかけます。
アリア「大丈夫?」
「あなたがエマに指示したのよね?」
その言葉に、ぴたりと過呼吸が落ち着いたミエールですが、今度は血の気が引いていったような真っ青な顔でアリアを見つめています。
アリア(バレて驚いてるの?)
(過去の私のように泣いて懇願してもいいのよ?)
(その方が見応えがあるから)
アースからの手紙
ついに椅子から落ち倒れてしまったミエール。
そこにレインがやってきて、近くの病院まで運ぶと声をかけてくれました。
ミエールは意識を失った状態で運ばれていきます。
アリア(さすがね、母親的な存在だったエマに死刑判決が下されても)
(自分のことしか考えないなんて)
(これが貴族らしさというものかしら?)
(あなたはここからもっと墜落していくのよ)
そこへレインが、隙を見てアースからの手紙を手渡してくれました。
どうやらどこかで待っているようです。
手紙を受け取り、その場所まで向かうアリアですが、悲惨なやり方に引いてしまったかもしれないと少々不安な気持ちもよぎります。
1人で向かっていたはずのアリアですが、突然カインに呼び止められてしまうのです。
ミエールの方について行ったと思いきや、向こうには伯爵と僕従がいるから大丈夫とアリアを心配してこちらへ来たと言っています。
正直ここは倒れた妹の元に行くのが普通だと思えてなりません。
早く家へ帰らせたいカインと、アースのところへ向かいたいアリア…
なんとかカインを残して、アースのところへと急ぎたいところですが、なかなかカインは理解してくれません。
するとその時、アース自らアリアの元へとやってきたのです。
アース「ごめんなさい」
「お待たせしてしまいましたね」
「行きましょう」
「アリアお嬢様」
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悪女は砂時計をひっくり返す【第54話】の感想
今回の毒の事件について全ての犯人はエマという形で終わらせることに成功しました。
母親のようにミエールを育ててきたエマですが、ミエールはただただ怯えるだけで、何か言葉を発すでもなく、抗議するでもなく…
結局どうしたかったんでしょう。
アリアが考えるように、こんな時にもあくまで自分のことしか頭にないのかもしれないですね。
ここで何か反論したら、自分も関わったことがバレてしまうのではないかだとか、公女に嫌われてしまうだとか。
しかしミエールはそんなに賢くはないので、エマという偉大な後ろ盾を失って、それでも公女に好かれ続けることなんてできないと思います。
エマを失い公女に見捨てられ、オスカーとの婚約が無くなったら、もうミエールには何も残っていないようなものでしょう。
時に残酷な決断を下すアリアですが、本当に周りを取り込むのが上手ですよね。
ベリーを助けてあげるように装う作戦はさすがでした。
アニーやジェシーたちも、罰を与えるべき存在のベリーを救ってあげたと思うほど、自らの手を汚さない方法で確実にベリーを処分していました。
あの手紙を送ったのは誰だったのかが気になるのですが、アリアは自分のやり方にアースが引いているかもと心配していたので、もしかするとアースに頼んでいたのかもしれないですよね。
こうして、毒事件に関わった多くの人間が罰を受けたわけですが、どうやらまだまだミエールへの復讐は続きそうです。
果たして次はどんな方法で追い込んでいくのでしょう。
個人的には、オスカーとの関係をなかったことにしてもらいたいです!
まとめ
以上、ピッコマで配信中の悪女は砂時計をひっくり返す【第54話】のネタバレをご紹介しました。
悪女は砂時計をひっくり返すはピッコマ限定で配信されているので、他のサービスでは読むことができません。
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