ピッコまで配信中の悪女は砂時計をひっくり返すは、 Antstudio・SANSOBE先生の作品です。
売春婦だった母が伯爵と結婚し貴族の一員となり生活が一変した「アリア」。
妹の「ミエール」によって母が殺され…
自分も殺されかけたが、死の直前に砂時計のおかげで過去へと戻ることができた・・・!
「アリア」は妹を超える悪女になって「ミエール」に復讐することを決意したがーー!
以下、ネタバレとなりますのでご注意ください。
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悪女は砂時計をひっくり返す【第39話】のあらすじ・ネタバレ
ミエールに招待され、伯爵邸へ向かう馬車の中でイシース公女はイライラしていました。
その理由は、ビゲー子爵がカジノを買収したことにありました。
皇太子を抑圧することを目的としているイシース公女にとって、皇太子を騙して安くカジノが手に入ることなどゴミ以下の行動なのです。
イシース公女(いったい誰なの?)
(貴族からの抑圧に耐えきれず姿をくらましている皇太子がそんなことするはずがない。だれかが味方についたに違いない…)
(高級品を狙うのもきっと皇太子であろう)
そんなことを考えているうちに馬車はミエールの待つ伯爵邸前に到着します。
馬車を降りるなりミエールと挨拶を交わしクランベル地方の夏用の紅茶をプレゼントすると、非常に珍しいものなのでミエールも大喜びしています。
イシース公女の持ってきたお茶を楽しみながら、話題はミエールが身につけているブローチに…
オスカーからの贈り物だと信じているミエールはブローチを褒めてもらってとても嬉しそう。
全てを知っている公女ですが、ここはあくまでミエールに話を合わせるようです。
イシース公女「実はそのダイヤあなた以外にも持っている人がいるのよ」
ミエール「えっ?」
イシース公女「オスカーも似たものを持っていたの。聞いたらミエールお嬢様を想って買ったそうよ」
「お揃いだったのね」
ミエール「オスカー様がそんな…!」
イシース公女(ウソに決まってるじゃない)
(あの売春婦の娘があげたものよ)
(私がそれを許せるわけがない)
(もう一つ用意すればペアになる)
(それよりミエール)
(オスカーからのプレゼントではないことを知っていながら喜んでる)
(さすが貴族の一員ね)
(上の人には合わせるのがルールよ)
(それに比べて伯爵は…)
(どうして売春婦なんかを連れてきたのよ?)
(顔が飽きたら捨てるような女と再婚なんて…)
(そんな伯爵家と手を組まないといけないこっちの身にもなってよ!)
アリアは公女と戦えるのか!?
イシース公女は、アリアが挨拶にこないとグチをこぼします。
それも身分のせいで挨拶にこないんだと思っているような口ぶりなのです。
さらにミエールが大変な思いをしているんだろうと気遣うような言葉まで…
ミエールは公女とアリアを接近させたくなく、今回の訪問について黙っていたようですが、公女は何か一言でも文句を言いたいようで、アリアを呼びつけるのです。
アリアはまず挨拶が遅れてしまったことを詫び、しっかりとマナーがあるという印象を与えました。
伯爵家にきて2年の時が流れたのもあり、挨拶くらいはできるだろうとちょっと小馬鹿にしたようにみている公女ですが、アリアから放たれる凄まじいオーラに圧倒されてしまいます。
次に公女は席につくように指示してから、挨拶にこなかった理由を尋ねます。
それに対してアリアは公女の許可なしに挨拶に来るなどできなかったと、もっともらしい理由で回避します。
そしてテーブルに、持ってきた砂時計の箱を静かに置きました。
すると早速イシース公女は、まるでオオカミのようなオーラを放ち、アリアを牽制するように質問をぶつけてきたのです。
イシース公女「伯爵家を悪く思っているという噂を聞いたけど…」
「どうかしら?」
アリア「家紋の恥とならぬよう努力しているだけです」
アリア(どうせあんたとミエールが作った嘘でしょ!)
イシース公女「くれぐれも汚名を被らないようにしてくださいね」
アリア(大丈夫…挨拶だけして戻ればいい)
アリア「かしこまりました」
イシース公女(あの話し方…)
(私の前で緊張しないなんて…)
(私をナメているの?)
アリアの凛とした態度が気に入らないイシース公女は、持ってきた珍しいお茶の話を振ってアリアに恥をかかせる作戦に出たのです。
イシース公女「味はどう?私が持ってきたの」
ミエール「フフッ」
イシース公女(高級な紅茶の味があなたにわかるかしら?)
アリア「とても美味しいです」
イシース公女(美味しいと言っておけばいいとでも思ってるのね)
アリア「特有の苦味とわずかに酸っぱさも感じられます…」
「クランベル地方の夏用の紅茶ですね」
「この紅茶は夏にぴったりだと聞きました。これを頂けるなんて光栄です」
イシース公女「名前はご存知なのね…」
アリア「はい」
「お砂糖はスプーンの半分でも充分かと。こういった飲み方もあるのですね」
なんとか砂時計の力を使ってこの場を乗り切ったアリアは、無事に戻って良いとの許可を得ることに成功しました。
部屋へ戻ってから、砂時計をひっくり返す前の公女とミエールの、アリアをバカにする態度が思い出され、どっと疲労感がこみ上げてくるのです。
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砂糖購入の進捗状況
そこへアニーがやってきて、兄アンドリューから砂糖の件で連絡があったと告げられます。
手渡された手紙には、フラワーマウンテンの主人との取引に成功し、既存の10倍の価格で5%分の先行販売に成功したと記されています。
この買い占めによって、きっと人が集まってくると予想したアリアは、良い流れになってきたと手応えを感じています。
フラワーマウンテン1階のカフェには、砂糖をもっと皆に分けるべきだろうとクレームに訪れた人々の姿があります。
自分たちで独占して下級貴族に高く売りつけたにもかかわらず、よくそんなことが言えたものだとオーナーは思うのです。
そしてオーナーはたまたま売ってくれる人が現れただけだと答えるも、男たちは独り占めせずに分けるようにと言って店を出て行きます。
しかし高値で買ったオーナーはそう簡単に折れてたまるものかと内心思いながらも、静かに男たちを見送るのです。
伯爵邸の食宅ーー
砂糖の入っていないパンケーキは、やはり口に合わないとミエールは不満げです。
伯爵は仕入れ先が決まったものの、税関で止められたとため息をついています。
どうやら税関で止められているのは、皇太子の許可が下りないためなんだそう…
それを聞いたミエールは、国民がこんなに困っているのに皇太子には柔軟性が欠けていると文句を言っています。
しかしアリアからしてみれば、最初から独占しなければ良かったとしか思えないのです。
アリア(高値で売ったりするから高級品になったっていうのに、高級品なんてほかにもあるじゃない)
(それを国のせいにするなんて)
伯爵「皇太子はなにを考えているんだか…」
アリア(いまは貴族派のお嬢様だけど私がもし皇太子だったとしても…)
(こんな貴族のことなんて考えないかも)
アリアに頼まれて、砂糖の取引を行ったアンドリュー。
今回の取引の裏にはこんなやりとりがありました。
10倍でもかなり厳しいと抵抗するオーナーに、利益にも繋がる提案だと持ちかけます。
つまり20倍で大量に供給し、その後のことは全て任せるので、30倍にでもして売り捌けば良いというのです。
もちろん今の状況であれば30倍で売ったとしても上流貴族は購入するに決まっています。
この提案に乗れば大儲けできることは間違いありません。
こうして取引は無事に成立したのでした。
数日後、大量の金貨を持った上流貴族たちが砂糖の買い付けに訪れています。
どうしても砂糖を購入したい男たちは、次々と値段を上乗せし購入していくので、オーナーは見事大きな儲けを出すことに成功したのでした。
アリア(あの人たちを…)
(可哀想だと思う必要はないわ)
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悪女は砂時計をひっくり返す【第39話】の感想
イシース公女の挑発的な態度と、自分がまるで最も偉いとでも言わんばかりの自信漲る考え方には、時にいらっとさせられますね。
アリアのこともミエールがでっち上げた嘘により固められたイメージもあるためか、非常に小馬鹿にしたような言動がいくつもみられました。
しかし砂時計を持っているアリアにとって、そんなことは何も難しいことではありません。
挨拶も公女の意地悪な質問にも見事なまでに答えてみせることに成功しました。
オスカーからのプレゼントだと信じて喜ぶミエールより、よっぽど味方につけるべき存在だと思いますが、売春婦の娘という先入観が邪魔して全くそんな考えは浮かんでこないようです。
味方となる人材が周りにないこともあり、自らカジノへ出向き資金調達を行ったアリアは、ついに砂糖の取引事業を開始しました。
アニーの兄に頼んでいたお願いが無事に通り、なんだかお砂糖をめぐって壮絶な購入争いが勃発しました。
さて、このチャンスをアリアをどのように扱っていくのでしょう。
まとめ
以上、ピッコマで配信中の悪女は砂時計をひっくり返す【第39話】のネタバレをご紹介しました。
悪女は砂時計をひっくり返すはピッコマ限定で配信されているので、他のサービスでは読むことができません。
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