ピッコまで配信中の悪女は砂時計をひっくり返すは、 Antstudio・SANSOBE先生の作品です。
売春婦だった母が伯爵と結婚し貴族の一員となり生活が一変した「アリア」。
妹の「ミエール」によって母が殺され…
自分も殺されかけたが、死の直前に砂時計のおかげで過去へと戻ることができた・・・!
「アリア」は妹を超える悪女になって「ミエール」に復讐することを決意したがーー!
以下、ネタバレとなりますのでご注意ください。
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悪女は砂時計をひっくり返す【第33話】のあらすじ・ネタバレ
カフェでお茶をしながら、ジェシーとアニーに兄弟がいるのか聞いてみました。
ジェシーには双子の弟がいて家業の農場を手伝っており、アニーには広場近くの旅館で働いている23歳の兄がいるんだそう。
旅館での仕事と聞いて、雑用かと予想したアリアでしたが、経理を担当しているとのことで、買いだめに関してはなんとかなりそうな気がしてきました。
アリア(アニーったら意外と使えるのね。あなたは運がいいってことよ…)
(カジノにはアニーを連れて行こうかしら)
するとそこへ、いつものようにチューリップの花束を持ったアースが現れたのです。
アース「ロースチェントアリアお嬢様」
「またお会いしましたね」
アリア(アース…!?だっけ?)
アース「会うたびにどこか違いますね。成長期?」
アリア「なんの用ですか?」
前回のお祭りでのこともあり、ジェシーはアースにかなり怯えており、震えが止まりません。
しかしアニーはどこかでみたことがあるらしく、それが思い出せないで不思議そうに見つめています。
いつものように茶番とも言える言い合いをしていた二人でしたが、アースはお茶でも一緒しないかと提案してきたのです。
お祭りの時助けてもらったにもかかわらずお礼も言えなかったので、どうしようかと悩んでいると、どこで見かけたのか思い出したアニーがアリアに耳打ちをします。
アニー「あの人下からずっとこちらを見ていましたよ!」
アリア「そうなの?」
アニー「カフェを覗いているだけかと思ってたんですが…」
「怪しい人じゃないですか?」
「護衛隊呼びましょうか?」
アリア「そうね…」
「べつのテーブルにいてくれる?お茶だけしていくわ」
ジェシー「お嬢様!」
アニー「!?」
アース「ありがとうございます」
チューリップの花束からアリアはあれこれ推測する
騎士がドアの外で待機していると聞き、やはり危険人物なのではと心配しているアニー。
そんなアニーにジェシーは、アリアの意見を尊重しようとなだめながら、近くのテーブルから様子を見ているのです。
断られるかと思っていたアースは、まさかOKしてもらえるなんて思っていなかったと驚いています。
しかし見ず知らずの人に何度も会うのは嬉しくないので、もうやめて欲しいとお願いすると、今日は本当に偶然だなんて言って笑われてしまいました。
少し前に、レインから受け取ったのもチューリップの花束でした。
ちょうどレインとその花束について話した時、皇居近隣にある花屋でしか売っていないものだと聞いていました。
皇居内で育てたものを調達しているという情報も…。
アリア「そこにしか咲いていない高級チューリップ」
「だけど…」
「皇居はあんなに遠いから偶然なわけがないのよ」
アース「何が言いたいんですか?」
アリア「私にはお見通しってことよ」
「花についている水滴を見れば分かります。残念ながら私は花にくわしくて…」
アース「違います。お嬢様を偶然見つけて急いで買った…」
「としか言えませんね」
アリア(それがありえないんだっつーの!)
アース「でも嬉しいです。あなたを喜ばせることは何もしてないですけど…」
「あの時はじめてお渡しした花束…」
「”うっかり”落とされたのに」
「それを覚えていてくださるとは、少しは気にかけてもらえたのですね」
アリア(なにを誤解してるの?)
アリア「プレゼントでもらった花と同じ種類だから覚えているだけよ!」
アース「プレゼントで?へぇ…」
「チューリップはこの花の国花ですから、センスがありますね」
アリア(なにを言っても笑ってるのね…なんかムカつく)
(私に興味があるのかしら…なんて思ったけど)
(あの目を見る限り楽しんでいるだけね)
(男には慣れてるから分かるのよ!)
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ビッグチャンスを手にしたアリアだが…
これからの資金調達についても考えたいのに、アースがいるということが邪魔でしかないと判断したアリア。
砂時計をひっくり返しここで終わりにしておこうと、箱に手をかけた時、まさかアースが思いがけない言葉を口にしたのです。
アース「僕は結構お嬢様のこと気にかけていますよ」
「ロースチェント伯爵が始めた毛皮の事業の助言者だとか…」
「素晴らしいじゃないですか」
「それを表に出そうともせず…」
アリアはどうしてそのことをアースが知っているのか、分からないのです。
伯爵はミエールを可愛がっているため、そんな話をするわけがありません。
レインが喋った可能性が高いでしょう。
しかし確かあの時は砂時計をひっくり返してなかったことにしたような気がします。
伯爵が言い逃れしてなんか変な空気になっていたはずです。
するとアースは噂に聞いただけだと言うので、なんだか騙された気持ちになり、今度こそ砂時計を裏返してやろうと思うのですが、再びアースに話しかけられてしまいタイミングを失います。
アース「お嬢様は、噂とは大違いで礼儀が正しく聡明な方だと聞きました」
アリア(レインがなんて言ったか知らないけど…こんな地方の貴族(推測)まで噂が広まってたのね)
(まずはこれから収拾つけよう…)
アース「そこでお嬢様を招待したいのですが」
「正確には僕が主催する小さな集まりで…」
「ぜひお嬢様に参加していただきたいと思っています」
アリア「女性に参加させるのですか?」
アース「説明不足でしたね。決して怪しい集まりではありません」
「女性だからと言う理由で呼ぶ訳ではなく、お嬢様の聡明さが力になると思い招待しようと思いました。知識を共有できたら嬉しいのですが」
アリア「ほかは皆男性ですよね?」
アース「はい」
アリア「私なんかを呼んだりしたらあなたの評判が下がると思うわ」
アース「よく思わない人には僕の集まりから抜けてもらいます。そんな偏見を持つ人がいい討論ができるとは思わない」
「簡単に言うと社会・政治・経済に関する知識を話す場だと思ってください」
「僕はお嬢様の意見が聞きたいと思っているので」
アリア(そんな場に私を…?)
(将来のためにも必要な知識…こういったものは男性が主導権を握ることが多いから女性から情報を得るのは難しかった)
(さすがにこれは思いつかなかったわ)
(こんなチャンス滅多にない)
(でも…この人を信じていいのかしら?)
アースは、アリアの性格上すぐには返事を出せないことを理解しており、また後日使いを送るので返事を聞かせて欲しいと言って、席を立ちました。
最後にアリアの髪についていた花びらを一つ取って、立ち去っていくのです。
アリア(変わった人だと思ってたけど…意外としっかりしてるのね…)
チューリップの花束を育てているのは?
後日、またまたレインがやってきました。
今回は2種類の花束を持ってきたようです。
ミエールにはユリの花束、アリアにはいつも通りチューリップの花束です。
綺麗だと喜ぶミエールに、レインはこれはご主人様の庭園で育てたお花なんだと話しています。
そしてアリアにチューリップの花束を渡したレインは、これもレインの主人の庭園で育てた花だと伝えたのです。
アリア「……」
「えっ…?」
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悪女は砂時計をひっくり返す【第33話】の感想
アースの誘いを受けて、一緒にお茶をすることになったアリア。
今回じっくりと話す時間があったことで、二人のことがそれぞれよく分かったように思います。
しかしレインとアースが繋がっているところまでは分かっていないため、所々で核心に迫ることができないもどかしさを感じましたね。
チューリップの花束は皇宮庭園で栽培されていて、その近くの花屋でしか買えないのに、アースを田舎の貴族だと推測しているところが非常に惜しいです!
とは言っても、まさか皇太子が一人でこんなにも頻繁に街をうろうろしているだなんて想像すらしませんよね。
以前、イシース公女様の誕生パーティの際、最近は大人しくしているとありましたが、皇太子がどんな人物で、なぜそんな陰口を叩かれるのか気になりますよね。
謎多き男すぎて、早くいろいろ知りたいです!
集まりに招待してもらい、絶好のチャンスを手にしたアリア。
アースのことを信頼していないので、どうしてもすぐに参加するとは言えませんでしたが、メリットの方が多いことは明らかですので、きっと参加することでしょう。
その前に、またレインが登場したことで、アースの正体に気づいてしまったかもしれませんが…
まとめ
以上、ピッコマで配信中の悪女は砂時計をひっくり返す【第33話】のネタバレをご紹介しました。
悪女は砂時計をひっくり返すはピッコマ限定で配信されているので、他のサービスでは読むことができません。
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