ピッコまで配信中の悪女は砂時計をひっくり返すは、 Antstudio・SANSOBE先生の作品です。
売春婦だった母が伯爵と結婚し貴族の一員となり生活が一変した「アリア」。
妹の「ミエール」によって母が殺され…
自分も殺されかけたが、死の直前に砂時計のおかげで過去へと戻ることができた・・・!
「アリア」は妹を超える悪女になって「ミエール」に復讐することを決意したがーー!
以下、ネタバレとなりますのでご注意ください。
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悪女は砂時計をひっくり返す【第29話】のあらすじ・ネタバレ
オスカーから届いた手紙には、もうやりとりをしない旨が記されていました。
どうしていきなりこんなことになってしまったのかと、考えるだけで目眩がするほどです。
アリアの異変に気付いたジェシーが、アニーに水を用意するよう指示します。
アリア(なによ!)
(オスカー!)
(オスカー!)
水を持ち帰ったアニーはなんだか情報を手にしたらしく、慌てて戻ってきました。
アニー「お嬢様 大変です!!」
「ミエールお嬢様にもお手紙が届いたそうなんです!それで…」
「婚約を申し込まれたそうです…!」
アリアの顔色はみるみるうちに悪くなり、ジェシーも気が気ではないのです。
しかしアリアは冷静に、内容を詳しく教えて欲しいとアニーに伝えます。
ミエールは手紙をもらって何度も嬉しそうに話していたらしく、アニーですらその内容を覚えてしまうほどだったそう。
その手紙には、オスカーが書いたと思えないような文章が記されていたのです。
”いつか婚約式でミエールお嬢様にバラの花束を渡せると思うと楽しみでしょうがないです…”
オスカーのものではないであろう手紙
あまりにロマンチックすぎる内容に、アリアだけでなくジェシーですら少し引いています。
アニー「公女様が書かれたに違いありません!」
「オスカー様のミエールお嬢様への塩対応は有名です!しかし毎回公女様に会うとこういった内容の手紙が届きます」
「公女様が書いたか無理矢理書かせたに違いありません!」
「オスカー様はプレゼントのセンスがないはずです!」
アリア(イシース公女ね…)
(ミエールを影から支えているプレデリックイシース公女)
(会ったことなかったから忘れていた)
(オスカーを手に入れればいいと思っていたけれど 公女は…オスカーでも敵わないのね)
(公女は皇家にいくからオスカーの方が権力があると思っていた…)
(でも決定権を持っているのが公女なら…過去にオスカーとミエールが結婚したことも、ミエールが権力を手にしたことも納得がいく)
(すべては公女の仕業だったのね…!)
(どうしよう)
(オスカーがあんな手紙を送ったところで私とミエールの状況は変わらない)
これまでの努力が水の泡となり、これから先どうすれば良いのか分からなくなってしまったアリア。
ジェシーの心配の声も届くことなく、その場で声を上げて涙するのでした。
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幸せいっぱいのミエールにアリアの怒りは湧き上がる
夕食の席で、ミエールはキランと光る髪飾りをつけています。
なぜか今日も食事に参加しているレインが、早速髪飾りに気付いたようで、誰からの贈り物かと尋ねます。
伯爵がミエールと婚約している人からもらったらしいと説明している横で、ミエールはキラキラと瞳を輝かせ嬉しそうにしています。
ミエールの隣では、怒りの治まらないアリアが砂時計を使って首を絞めてやりたいと嫉妬心を燃やしています。
けれど冷静に考えてみると、そんなことをしたところで怒りがおさまるとも思えません。
そんなことを考えながら、ぼーっとしているとエマと目が合い、クスッと笑われてしまうのです。
ますます怒りがこみ上げてきたアリアは、手にしていたフォークを強く握りしめ、いつかエマも追い出してやると心に誓います。
そこで急にミエールが、伯爵がバタバタしていた理由を話題にしました。
伯爵によると、税金のことで問題が発生したもののレインが解決してくれたのだそう。
正確には主人のおかげだと笑うレインですが、そのお礼として今日こうして一緒に食事をしているんだとか…
近いうちに主人も招いて食事をしようと、盛り上がる伯爵、ミエール、レインの3人。
3人を見ていると、何がそんなに嬉しいのか、自分との立場の違いに落ち込むばかりです。
ここにいても辛い気持ちになるだけなので、ミエールの首でも絞めて戻ろうとしたとき、再び仕事の話になったのです。
税金対策に関する意見が求められる
レイン「ミエールお嬢様はなにかいいアイディアがございますか?」
ミエール「えっ?」
伯爵「また起こり得る問題だからな…」
レイン「こちらにある在庫は首都のものだと考えられており…持ち出す際には再度税金を支払う必要があります」
伯爵「高価なものはその分税金もかかる…」
伯爵「いつもは在庫が残らないように調整していたが今回のように繁盛したのは初めてだったからな」
アリア(あぁ…カインが解決策を出して信頼を得られ2人の絆はより深まっていった…)
ミエールはレインが伯爵に税関の人を紹介すれば良いなどと、また的外れな発言をして二人を困らせています。
知らない相手に税金の処理をしてもらうなんて、ミエールの意見には全く呆れたものです。
毎度毎度、レインに頼るわけにはいかないだろうと言って、軽く笑ったアリアは、早速持論を展開してみせます。
アリア「首都近辺に倉庫でも作ればいいと思います。これなら簡単ですよね?」
「たいした意見ではありませんが…」
「首都は物価も高いので首都近辺に倉庫を建てて…需要がある際に持ち出せばいいんじゃないですか?それなら首都以外であれば税金もそこまでかからないですし、この際もう倉庫で取引してしまうとか!個人で買い取れば税金だってかかりません」
「こんな感じですかね。毎度レイン様に助けを求めるよりマシだと思って…」
素晴らしいアイディアを思いついただけでなく、そのメリットについてペラペラと話してしまうアリアに、二人は衝撃を受けています。
一方ミエールは倉庫を建てるお金がかかると、この意見の何が良いのか理解できていないようです。
そこでレインが、この先も商売を続ける伯爵にとって倉庫代は税金より圧倒的に安いと説明してミエールを納得させるのです。
ちょっと考えれば伯爵でも思いつく簡単な方法ではあるものの、アリアはこうして頑張るしかありません。
いまだに毛皮の提案をしたのがミエールだと思っているレインは、チグハグなアイディアを出したミエールをフォローしていますが、ママもミエールもそれはアリアの意見だと知っており、何のことかさっぱりといった状況になってしまいます。
どうしてこんな空気になってしまったのか分からず、レインも困ってしまっていると、問題の原因である伯爵は慌てて話題を逸らすのでした。
アリア(未来を知ってこんな風に頑張ったって…)
(1番の問題を解決できてない)
(これじゃあただちょっと頭のいいお嬢様じゃない。このままじゃいけない…)
(悔しい…)
部屋に戻ったアリアは、ベッドにうつ伏せになりながらどうしようもない現実について考えていました。
アリア(どうすればいいんだろう)
(オスカーに手紙のやり取りは続けたいと返事をしたけど、いい返事はこないだろう)
(さっきの倉庫の話だって私がしたところで何も変わらない)
(ただこうして…この先も不安を抱えながら日々を過ごすのね…)
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悪女は砂時計をひっくり返す【第29話】の感想
これまでの努力が水の泡となっただけでなく、ミエールの嬉しそうな態度を見せられ、エマにはばかにされたように笑われるなんて…
なんとも哀しい話でした。
今までオスカーをターゲットにして頑張ってきたアリアでしたが、どうやら標的にすべきは公女だったようです。
アリアの仕事に対する的確なアドバイスを見ていると、公女とも良好な関係が築けそうなものですが、オスカーの件で悪いイメージを持たれているので、今から挽回するのは難しいでしょう。
伯爵からは自身の手柄を奪われ、人生をやり直してから積み重ねてきたオスカーを奪う作戦も失敗してしまったアリア。
絶望のあまり、一人声を殺して涙するところで今回は終わりとなってしまいましたが、果たしてここからどう挽回していくのでしょう。
考えられる可能性としては、サラやアースに助けてもらう方法が残されていますが、どんな作戦に出るのか。
なんとしてもミエールとエマへの復讐を果たしてほしいです。
まとめ
以上、ピッコマで配信中の悪女は砂時計をひっくり返す【第29話】のネタバレをご紹介しました。
悪女は砂時計をひっくり返すはピッコマ限定で配信されているので、他のサービスでは読むことができません。
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