ピッコまで配信中の悪女は砂時計をひっくり返すは、 Antstudio・SANSOBE先生の作品です。
売春婦だった母が伯爵と結婚し貴族の一員となり生活が一変した「アリア」。
妹の「ミエール」によって母が殺され…
自分も殺されかけたが、死の直前に砂時計のおかげで過去へと戻ることができた・・・!
「アリア」は妹を超える悪女になって「ミエール」に復讐することを決意したがーー!
以下、ネタバレとなりますのでご注意ください。
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悪女は砂時計をひっくり返す【第17話】のあらすじ・ネタバレ
テーブルの上に上品に飾られたお菓子たち…
アリアはそれを両手に持ちバクバクと口の中へ放り込んでいきます。
あまりの光景にジェシーは困惑して、開いた口が塞がりません。
満腹になったところでベッドに向かい、砂時計をひっくり返せば、あっという間に元に戻すことができるのでした。
元どおりになったお菓子は、全て侍女たちで分けるようにと優しい一面を見せ、またアリアは自分の株を上げるのです。
それだけでなく美味しいものをたくさん食べても太らないなんて一石二鳥、自然と笑顔が溢れるのでした。
それからジェシーはアリアが注文していた本が届いたと、一冊の分厚い本を差し出します。
それは基礎経済学に関するものです。
家にある経済書は古い上に難しく、アリアには理解することができませんでした。
しかし今回購入した本は基礎経済学なので、今の知識的にはピッタリなのです。
早速パラパラとめくってみると、なんとか分かりそうな内容です。
けれど読んでいるうちに、運命を変えられたなら男として生まれ変わってもよかったと思えてきました。
なぜなら、男性貴族はアカデミーの修了が義務付けられている一方で、女性には教育機関すら与えられていないから…。
そしてさらに情報提供者によっても反応が変わってくることを知っているためです。
例えば、ミエールが伯爵に何か提案をしたところで、女の噂話にすぎないと言われてしまうのに対し、同じことをカインがすればもっと詳しく話を聞いてもらえる世の中。
伯爵を納得させられるようなことが言えるように、今からしっかり政治経済さらには歴史を勉強する必要があると、アリアは考えていたのです。
でも情報を与えるだけでは、チャンスを全て伯爵に奪われてしまう不安があるため、どうにか自分の利益になることに繋げていきたいところ…
一つの方法として事業を始めることを思いつきました。
アリア(社交界にもいたわね‥周りには見向きもせずお金と地位にばかり執着していた女性貴族)
(そのころの私は美人に生まれたことに自信を持っていたからそれを見て笑ってたわ)
(でも美人なだけじゃダメなのよ)
(周りにチヤホヤされるのに満足してたどり着いた結果があれなんだから)
(同じ失敗は繰り返さないわ 知識を身につけるのよ!)
(私だけの財産を手に入れるために!)
(お金は権力なのよ…頑張れ私!)
もうすぐアリアの誕生日パーティ
本を読み込んでいると、ジェシーが誕生日パーティについて、本当に少人数で良いのかの確認をとってきました。
去年は大勢のゲストを招き、手品など出し物をするなど盛大に行っていたためです。
あの頃の派手なドレスを見に纏い、手品を楽しむアリアの姿をゲストたちは遠くで見ながら「あれがロースチェント家の寄生虫…お金を無駄にしているわね」とヒソヒソ悪口を言っていたのです。
今年は知り合いのお嬢様たちとランチをするだけで良いから、メニューを考えておいてほしいとだけお願いすることにしました。
しかしやはりまだ気になるのか、何か必要なことがあれば声をかけるようにと念を押してくるジェシーに、アリアに対するイメージはいつになれば払拭されるのか…と戸惑ってしまうのでした。
アリアが今回の誕生日会をこのような形にしたのは、自身の誕生日のあとすぐにくるミエールの誕生日を意識してのことだったのです。
アリア(去年と同じ反応をされては困るけど…)
(今心配する必要はないわ)
(まずは周りからのイメージを変えるために自分自身も変えていかないとね)
そうしてまた経済学の本を開き、ブツブツと唱えながら読み込んでいくのでした。
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サラ先生へのお願いとは?
窓から外の様子を見ていたアリアは、サラ先生がきたことを知るなり嬉しくて走り出すと、抱きついて甘えた姿を見せました。
以前は演技で甘えていたアリアでしたが、今は本当に嬉しくてたまらないのです。
アリア(あなたを上回るパトロンはいないわ!)
(会うだけでこんなに嬉しいなんて…)
部屋へと移動した2人の話題は、誕生日に欲しいものについて…
アリアはサラ先生が刺繍を施したハンカチが欲しいとお願いしました。
そんなもので良いならいくらでもと意気込むサラ先生に、いろんな模様が入ったハンカチと希望のデザインを伝えた上で、サラ先生とお揃いで持ちたいと、少し恥ずかしそうに伝えました。
アリア「おそろいで持てば…先生ともっと距離を縮められる気がして…」
「1人でこんなこと考えて恥ずかしいですが…」
「誕生日を口実にこんなお願いして私ってズルいですね」
さら先生「アリア…!」
「私もアリアとずっとお友達でいたいと思っています」
「心を込めて…私の最高傑作を作ってみせます!」
アリア「楽しみにしています…!」
サラ先生はいつも通りまっすぐにアリアを見つめ、手を握るとハンカチ制作を快諾してくれました。
今回アリアが、サラ先生にこんなお願いをしたのには理由がありました。
これから社交界デビューをして公爵と恋愛をするのに忙しくなると知っていたからです。
公爵との出会いのきっかけとなったハンカチを今ごろ作っていると思ったので、ついでにとお願いしたかったのですが、アリアの誕生日にかける熱量が凄まじいのです。
しれっと社交界デビューの話を持ちかけてみますが、あまり期待をしていないようです。
アリア「ワクワクするしなにかいいことがありそうじゃないですか!」
「サラ先生の美しい姿をみてもらえるんですよ!」
アリア(正確には…あなたのハンカチをだけどね)
(ハンカチがきっかけの出会いだけど伯爵はいい男だし幸せにはなってほしいわ)
サラ先生「そう言ってもらえると嬉しいわ」
ちょっと困ったような表情でお礼を伝えるサラ先生に、アリアはそれ以上は何も言わないでおくことにしました。
2人の間に流れる間…
アリア「先生は大人になったらなにになりたいですか?」
サラ先生「私は…先生になりたいです」
アリア「先生になりたいんですか?」
サラ先生「アリアのおかげです」
「アリアとレッスンをしながら思ったんです。大人になったらアリアのような可愛い子供たちの先生になりたいって」
アリア(それは私が可愛い子を演じているのよ…)
(でも驚いた。子供が好きなのは知ってたけど…ただ子どもが好きなんじゃなくて)
(私のことを本気で好きでいてくれている…こんなサラを…)
(利用しないなんてありえない!)
(これこそ神様からの救いの手に違いないわ!)
(サラが自ら利用してと願っているのよ?それに答えてあげないと!)
(思い通りに行けば最高だわ)
サラ先生はアリアの社交界デビューを楽しみにしていると話題を変えてきました。
美しく愛らしいアリアにみんな魅了されることだろうと嬉しい言葉までかけてもらいました。
アリアはその時も隣にいて欲しいとお願いして、ずっとそばにいると約束までしてもらうのでした。
サラ先生の素直な気持ちとは違って、アリアの言葉の裏には公爵夫人と社交界デビューすれば注目を集められるという思惑があったのです。
アリア(私が思い描く未来に近づいていると考えると、嬉しさがこみ上げてくるわ)
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悪女は砂時計をひっくり返す【第17話】の感想
もうすぐアリアの誕生日ということで、誕生日会の話題でした。
去年より大幅に規模を縮小して行うことになった今年の誕生日会。
アリアはそこでサラ先生とおそろいのハンカチをもらう約束を取り付けました。
さらに、アリアの社交界デビューの時にも隣にいてもらうという約束まで…
これから先もずっとサラ先生にぴったりとくっついて、その恩恵を受けようとする腹黒さがアリアらしいものの、サラ先生の優しさに漬け込むのはどうなんだろう…少し悲しいな…と思ってしまいました。
サラ先生がなんだか社交界に対して気乗りしない様子だったのも気になりますね。
アリアが人生をやり直していることで、少しずつ周りの状況も変わってきていると思うのですが、果たしてサラ先生は1度目の人生と同じように公爵夫人となるのかも注目どころです。
まとめ
以上、ピッコマで配信中の悪女は砂時計をひっくり返す【第17話】のネタバレをご紹介しました。
悪女は砂時計をひっくり返すはピッコマ限定で配信されているので、他のサービスでは読むことができません。
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