ピッコマで配信中の漫画悪役が施す美德は、Koonac・Bae Hee Jin先生の作品です。
侯爵家の美しい令嬢「ジンジャー・トルテ」
しかし、もう一人の侯爵令嬢でありライバルである「レラジエ・アトランタ」にいつも手遅れているが…
そんな「レラジエ」に婚約者をとられ、気分転換に読もうと手に取った本がなんかおかしいーー!?
自分は「悪女」で、一生の宿敵であるレラジエは「女主人公」!?
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悪役が施す美德【第45話】のあらすじ・ネタバレ
7年前ーー
ハメルが初めてレラジエの未来を見た時に感じたのは”哀れみ”でした。
イザナとの哀しい恋の結末を知ってしまった以上、目を逸らすなんてことはできず、未来を本にすることを決意したのです。
本を書いている最中も、漠然とレラジエを守りたいと思っていたハメルは、この感情をずっと恋だと信じていました。
しかし、クローゼットの中でジンジャーに抱きしめられた時、それは恋ではないと気づいてしまいました。
哀れみではなく、湧き上がってくるような感情こそが本当の恋なのだと…
いくら否定しようとしても押し殺すことができない感情は、数日間ジンジャーと離れているだけでは忘れられるはずもありませんでした。
一体いつからこんなにも自分の心の中を占めていたのだろうかと、ハメルはジンジャーへの気持ちに思いを馳せるのです。
レラジエの言葉の重み
イザナとジンジャーが立ち去り、残されたレラジエはハメルに自分から声をかけました。
レラジエ「私たち悪縁のようね。会うときはいつもこうだわ」
ハメル「どうやらそのようです。このような姿ばかりお見せするなんて私も運が悪いです」
レラジエ「ひとつ聞きたいことがあるの」
「”幽閉された王子と侯爵令嬢”という本…あなたが書いたの?」
ハメル「今さら隠そうとしても無駄ですね…」
「偶然見てしまった未来をもとにして書いた本です」
レラジエ「はじめはあなたの警告に困惑したけど本を読んで分かったの」
「もしあの本通りの未来が待っていたら私が不幸になってしまうもの」
「だから陛下と私を引き合わさないようにしようとしていたのでしょう?」
「でもはっきり言っておくわ」
「私はあの本なんて…あなたの予言なんて信じない」
「私が信じるのは私の感情のみ。私が知りたいのは陛下のお気持ちであって不確かな未来なんかじゃないの」
「私を助けようという名目でジンジャーとつるんでいるのなら無駄よ」
「人生は自分で切り開くものだもの」
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ハメルの後悔
レラジエからぶつけられた言葉は、ハメルにとって心が痛むものでした。
ハメル(私は…私はただハッピーエンドを望んでいただけだ)
(師匠に呪いをかけられたイザナ陛下。叶わない恋に苦しむジンジャー様)
(愛する人に殺されるレラジエ様…誰も傷ついて欲しくない…)
(ただお三方の幸せを願っただけなのに)
その時、思い出されたのはかつて小説を読んだジンジャーが言い放った言葉でした。
それぞれが不幸にならないようにと書いた小説にも関わらず、レラジエに想いを寄せて苦しむハメルがその対象に入っていないのはおかしいと、以前ジンジャーが言っていたことがあったのです。
ハメル(自分の幸せすら考えられない私が人の幸せを願うなんて)
(最初から愚かな真似だったのかもしれない…)
レラジエ「そうそう」
「陛下にさっき”ハメル・ブレイ”のことを聞かれたの」
「目をそらしておいたけど読まれてしまったかもしれないわ」
ハメル「……」
相変わらずの男、キキ
パーティーも終わり帰ろうとするレラジエを引き止めたのはキキでした。
今夜会えるのではと探していたようなのです。
あの本を渡してから連絡がないので、どうなっているのかずっと気になっていたんだと言うので、話しながら帰ることになった2人。
小説の話題に最初に触れたのはレラジエです。
レラジエ「キキ、いただいた本は本当に面白かったです」
キキ「それならよかったです。内容が内容だったので心配していました」
レラジエ「ただの小説なのでお気になさらず」
「まさかあの小説の内容を信じているのではありませんよね?」
キキ「もちろんです。現実と似た部分はありましたが、あんなの信じません」
「ジンジャーは信じてるのかもしれませんが、未来が書かれた本なんてバカバカしい」
レラジエ「…そうですよね。そんな本があるわけありません」
「ですので」
「どうかあの本のことは誰にも言わないでください。本の内容を人に話したりも」
キキ「どうしてですか?」
レラジエ「だって気味が悪いではありませんか。それに陛下のことも書かれています」
「万が一誰かに言えばキキによからぬことがあるのではと心配です」
「もちろん賢明なキキは人に話したりしませんよね。それなのに私ってばキキのことが心配で…」
キキ(はぁ…この子はどうしてこんなにも心が美しいんだ)
(口の悪いジンジャーから乗り換えて正解だった)
キキ「わかりました。レラジエのために絶対誰にも言いません」
レラジエの作戦に見事にしてやられたキキ。
しかし、うまい具合に乗せられていることには全く気づいていないのです。
自宅まで送ったあと、またチャンスをもらえないかと尋ねるほどに、彼女の心を掴んでいるという自信を取り戻していました。
そこでレラジエは、あの本を読んだせいでジンジャーが企んでいることがわかりスッキリはしたものの、一度亀裂の入った信頼関係を修復できるのかと、悩んでいる風を装うのです。
ここでも見事に騙されてくれるキキは、レラジエの心の準備ができるまで待っていると約束してくれました。
もうひと押しだと確信したレラジエは、近いうちに会おうと思ってもいないことを言って、別れを告げるのです。
レラジエ(バカね。もう二度と会うことはないわよ。あんたとは終わり!!)
(それよりジンジャーあの子…)
(陛下との距離が縮まったというのは嘘ではなかったようね…)
(でも見てなさい)
(仲がいいフリをしていられるのも今のうちよ)
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悪役が施す美德【第45話】の感想
ハメルの心があまりに綺麗すぎて、ものすごく応援したくなってしまいました。
レラジエに抱いていた感情が恋ではなかったと知るきっかけとなったのが、ジンジャーだったんですね。
もしかするとハメルはこの作品に登場する人物の中で、最も心のピュアな人物かもしれません。
ジンジャーとの恋に気づいたのも、狭いところが苦手な性格のハメルが、クローゼットという狭い空間の中で抱きしめられたのがきっかけでした。
ムードに流されやすいというのか、恋愛経験が少ないというのか…
どうにか幸せになってもらいたいですね。
そして今回はレラジエとジンジャーの2人の性格の差が出る話だったように思います。
小説を信じるジンジャーと、そんなものは信じないと断言してしまうレラジエ。
素直で真っ直ぐなジンジャーと、人を転がすのが得意なレラジエ。
正反対に見える2人のどちらがイザナの心を掴むのか…
そしてレラジエが強気でいられる理由は…
次回も気になること満載すぎて、待ちきれません!
まとめ
以上、ピッコマで配信中の悪役が施す美德【第45話】のネタバレをご紹介しました。
悪役が施す美德はピッコマ限定で配信されているので、他のサービスでは読むことができません。
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