ピッコマで配信中の漫画悪役が施す美德は、Koonac・Bae Hee Jin先生の作品です。
侯爵家の美しい令嬢「ジンジャー・トルテ」
しかし、もう一人の侯爵令嬢でありライバルである「レラジエ・アトランタ」にいつも手遅れているが…
そんな「レラジエ」に婚約者をとられ、気分転換に読もうと手に取った本がなんかおかしいーー!?
自分は「悪女」で、一生の宿敵であるレラジエは「女主人公」!?
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悪役が施す美德【第39話】のあらすじ・ネタバレ
ジンジャーの本心を知ったイザナは、少し嬉しそうに微笑みましたが、それ以上何かを言うことはありませんでした。
日も暮れるからと中に入るよう促され、ジンジャーも素直に応じます。
ジンジャー(婚約者を取られた怒りとレラジエへのライバル心)
(そしてイザナへの好奇心がすべてのはじまりだった)
(でも今は心から彼には過去のしがらみから抜け出し幸せになってもらいたいと思ってる)
(この思いが今度こそ伝わったかな?)
部屋へ戻る途中、ふとイザナが昔閉じ込められていたタンブル塔が目に止まりました。
まるであの塔だけ別の世界にあるような異質感を放っています。
立ち止まってじっとみているので、気になるのかと声をかけられてしまいます。
イザナ「別に特別なことは何もないよ。ただこの上なく孤独だっただけ」
「一歩も外に出られずあそこに来るのはメイドたちだけだった」
「…ときどきこんなことを考えたりもする」
「俺におかしな力がなかったら平凡に父上と暮らしていたら…」
「今の俺はもっと…幸せだったんじゃないだろうかって」
イザナがあまりにも悲しいことを言うので、ジンジャーは思わず去りゆく背中に向かって、大声で声をかけるのです。
同時にボロボロと涙が溢れて止まりません。
ジンジャー「お父様との生活の方が不幸だったかもしれません」
「それにこれから幸せになればいいじゃないですか!」
イザナ「まぁ…塔の中にいたときより今の方がずっと幸せかな」
逆にジンジャーが励まされるような形になってしまいましたが、イザナは自分自身の抱える闇は、呪いだけでなくこの塔のせいでもあると思えてなりません。
あの塔が存在している限りイザナの心の傷はえぐられるのです。
かといって塔を解体したところで、トラウマまで癒えるとも考えられません。
ジンジャーは塔の中の案内を依頼する
その時、ジンジャーが塔の中を案内して欲しいと信じがたいことを言い始めたのです。
イザナがどんなところで過ごしたのかを見てみたいんだとか…
しかしジンジャーがこんなお願いをしたのには理由がありました。
塔が解体できない以上、少しずつ塔の中の記憶を塗り替えていけば良いと考えたのです。
過去の嫌なことを忘れられるくらい楽しい時間を過ごしたいと思っています。
断られるかとも思いましたが、イザナはその提案を承諾してくれて、なんだかほっと一安心するジンジャー。
ジンジャー「それなら私陛下のためにお弁当を作ってきます」
イザナ「ピクニックに行くといった覚えはないが」
「それより生姜令嬢。料理…できるのか?」
ジンジャー「陛下がお望みならがんばっちゃいます!!」
「…味の保証はありませんが」
「私が料理するとどういうわけか…生姜なんか入れてないのに生姜の味がするんです…」
イザナ「えっ?」
ジンジャー(料理をするのが嫌で嘘をついてるわけじゃない)
(ホント何を作っても生姜の味がしてしまうの!)
(ひょっとして私には生姜の呪いがかけられてるんじゃ)
イザナ「…俺はまたどうして生姜味の食べ物が気になるのだろうか」
ジンジャー「陛下って変わったものがお好きなんですね」
イザナ「いやそうじゃなくて…俺はただ」
「生姜令嬢と生姜味の食べ物と一緒なら、塔に入っても平気かもしれないと思っただけだ」
冗談を言ってクスッと笑うイザナもまた非常に魅力的で、ジンジャーはまた完全に心を奪われてしまうのでした。
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イザナの心境の変化
ジンジャーが帰った後、イザナは”好き”と言う言葉を辞書で検索していました。
その意味を一つ一つ読み上げて、4番目にそれらしい答えに辿りつきます。
”他人を大切にし親密に思うこと”
イザナ(「好きな男に今みたいなこと言われたら傷つきますよ」か…)
イザナ「…俺は一体何をしてるんだ」
イザナ(…近づきたくもなかった塔なのに)
(ジンジャーと一緒に行くと思うと楽しみになる)
自分の素直な気持ちと向き合うも、なんだか恥ずかしくなっていると、ふとジンジャーがカバンを忘れていったことに気づきます。
また明日渡せば良いだろうとカバンを持ち上げた瞬間、蓋が開き中身がボロボロとこぼれ落ちてしまいました。
床には化粧品や鏡などがたくさん散らばっています。
イザナはその中に赤く光るネックレスを見つけてしまったのです。
イザナ(これは…レラジエ・アトランタのネックレス?)
(すんなりとこれを生姜令嬢に渡したとは思えない…まさか俺に渡そうと盗んだのか?)
(昨日ララに会ったと言っていたのはこのためだったのか…)
(奥深く輝く赤い光…かなり美しいネックレスだ)
(ゲシュトはどうしてこのネックレスを孫娘に遺したのだろうか?どうしてこれを身につけている人の心が読めないんだ?)
(!?)
(H…B…?)
イザナは、このネックレスに謎のイニシャルが刻まれていることに気付いてしまったのです。
ついにハメルとゲシュトが繋がる
そこへ、ゲシュトについて調査にあたらせていた男が戻ってきました。
男は、ゲシュトが息を引き取った流刑地を調べた結果、ゲシュトには臨終を見守った弟子が1人いたと言う情報までたどり着いています。
これまで上がってこなかった情報であるため、ゲシュトが流刑地で新たに養成した人物だと推測されます。
ただしまだその弟子の情報を掴んだだけで、所在にまでは辿りつけていないと言うのです。
男「ゲシュトに仕えていた使用人によりますと5〜6年前に忽然と姿を消したそうです」
「幸いなことに名前は聞くことができましたので調査を続けて参ります」
イザナ「名前?」
男「はい。その弟子の名前は…」
「ハメル・ブレイです」
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悪役が施す美德【第39話】の感想
2人は今回塔の存在と向き合うこととなりました。
辛い思い出が多く、目にするたびに傷がえぐられるような気持ちになるイザナと、彼を苦しみから救ってあげたいと思い出の塗り替えを提案したジンジャー。
それぞれの性格が出たように感じられました。
他の誰でもないジンジャーの提案ということで、明日早速塔の中へ足を踏み入れることとなりました。
本当にイザナが次第にジンジャーワールドへと引き込まれていて、嬉しくなりつつもたまに心配にもなります。笑
一体どんな日になるのでしょうね。
そしてレラジエから奪ったと思いきや、やはり偽物を持ち帰っており、ネックレスに刻まれたイニシャルに気づいたイザナ。
さらにゲシュトの弟子の存在も明らかとなりました。
この偽物のネックレスが次の鍵となりそうですね。
まとめ
以上、ピッコマで配信中の悪役が施す美德【第39話】のネタバレをご紹介しました。
悪役が施す美德はピッコマ限定で配信されているので、他のサービスでは読むことができません。
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