ピッコまで配信中の「悪女は変化する」は、 希羅月先生、NUNOIZ先生の作品です。
ロべニア王国のクロッカス公爵家に生まれた二人の令嬢、この国で彼女たちを知らないものはいません。
「聖女」と呼ばれる侍女のリリエル・クロッカスとは違い、長女のエルザネス・クロッカスは社交界の女王的存在で「恐るべき貴族」とまで言われていました。
そんなエルザネスのことを人々は「悪女」と呼ぶようになったのですが、彼女には裏の顔がありました。
エルザネスは縁談が破談となりその後、ウィンターナイト大公との結婚がきまります。
あったことのない相手との結婚だなんて政略結婚だとリリエルは止めますが・・・。
以下、ネタバレとなりますのでご注意ください。
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悪女は変化する【第37話】のあらすじ・ネタバレ
黄金に輝く物は、アルンデルの聖物だとレンは言いました。
この土地が封印されたとき、破壊されずにそのまま残ってしまっていたのだろうということで、祭礼の時に使った物の様です。
アルンデルの聖物、エルザがそれに触れたとたんに当たりが光り輝き始めます。
杯に秘められた過去
皇帝・・・ウィンターナイト・・・必ず復讐してやる!!
赤い髪の男性が瀕死の状態でつぶやいています。
するとそこにやってきたのは、クロッカス侯爵。
この道が近道だと教えられ、案内されているのです。
反逆を企てる貴族をとらえようと、アマリリス全域で大騒ぎになっており、森の中を通る道が安全で近道だと教えられました。
今回の取引は出ぶらで変えることになったしまった・・・、クロッカス侯爵がため息をつくと、赤い髪の男性が唸っているのが目に入りました。
クロッカス侯爵「大丈夫ですか!しっかりしてください!」
すると男性は「助けてください」ととても苦しそうにしており、口元から体までは血だらけです。
怪我をしている、大変だ、とクロッカス侯爵は魔法で男性の傷を治そうとしました。
クロッカス侯爵「ふぅ・・・申し訳ない、僕の魔力でも治すことができないほど深い傷のようです」
命の時間を少しだけ伸ばすのが精いっぱいだと話、これ以上は何もしてあげられないと残念そうです。
赤い髪の男性「あ・・・ありがとう、この恩返しはどうすれば・・・」
クロッカス侯爵の手を握りお礼を言うと、思いだしたかの様に荷物の中を触ります。
そして出したのはあの黄金の杯で、これをクロッカス侯爵に差し上げるというのです。
クロッカス侯爵はこんな高価なものは受け取れない、結構だと断るのですが、男性は何か魔法のようなものを使い杯に血のような赤い液体を流し込むのです。
「飲むのだ治癒の魔法を使った見知らぬ者よ」
その声が聞こえたクロッカス侯爵は、言われるがまま杯に注がれた赤い液体を飲み込むのです。
するとその場に倒れてしまい、彼の髪の毛は金髪から赤く変化しています。
「そなたは忠実な器になるのだ。そなたに残したアルンデルの魔力が本当の主を取り戻す日、再び我々の世界がやってくるのだ」
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夜が来る
杯へ光が戻り、当たりが今までと同じ暗闇に戻ります。
他の騎士たちも同じ映像を見ていたようで、今のは一体何だったんだ!?と慌てた様子です。
エルザ「れん、これは・・・?」
これは黄金の杯に込められた最後のアルンデル公爵の記憶のようだと説明し、ずっと昔アマリリス皇帝まで精神の魔法で操ろうとしたアルンデルは反逆罪で処刑されたのだそうです。
ウィンターナイトのせいで彼らの魔法が通用しなかったんだと・・・。
金髪の男性は間違いなくクロッカスの祖先。
エルザはクロッカス伯爵と呼ばれていたこと、それとクロッカス一族のブローチをつけていたので間違いないと言います。
レン「そうか・・・これでエルザの体にアルンデルの魔力が流れている理由がわかった気がします」
これで全てのつじつまが合う。
死を目前にしたアルンデルの祖先は、魔力を保持するための器が必要で、偶然出会ったクロッカスの祖先をその道具としてうまく利用しようとしたことでしょうう。
レン「まるで・・・黄金の杯がこの記憶を伝えるためにエルザを待っていたかのようですね」
魔力を飲んだクロッカス侯爵の髪の色が赤く変わったのを見ると、自分の髪はアルンデルの魔力が流れているという証拠なのだとエルザは推測します。
本来クロッカスの血統の特徴は金髪碧眼であり、それはさっき幻想の中で見た先祖やリリエルの事を指します。
思い返してみると、人はみんないつでも無条件にリリエルに好感を持っていました。
それには理由があり、リリエルが魅力的な娘だからなんだと思っていたのですが・・・本当にそれだけなのだろうか?
レン「・・・?エルザ、何か気になることでもあるんですか?」
エルザ「いいえ、ちょっと他の事を考えていただけです」
これは深く考えすぎだと、首を横に振ります。
アルンデルの魔法も冬の魔法みたいに、一家の主が所有者の魔法を発現させる前には、魔力の存在を感じられることも使うこともできないのですから・・・。
「大公殿下!大公妃殿下!早くここから出た方がよさそうです!」
騎士の一人が慌てて駆けつけてきました。
外に出るとなんだか空気がどんよりと曇っており、先程とは全く違います。
エルザ「どうしたんですか?」
レン「夜がやってきているんです、急がなければ。ここの夜はとっても危険なんですよ」
ここの夜と必は一定していないのだと騎士の一人が説明します。
そしてエリーナが、それはどういう意味だと聞き返したところで、地鳴りのようなものを感じました。
冬の土地全地域には膨大な冬の魔法がかけられており、複雑な魔法であればあるほど変化が多く、特に夜が来ると地形が勝手に変わってしまうなどおかしな現象が起こるのです。
みんなはやく出発しよう、レンの声で皆が動き始めます。
遠くに離れていく神殿を見ながら、エルザは少し寂しそうな表情をしています。
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悪女は変化する【第37話】の感想
こんな過去があったんですね。
エルザの髪の色、アルンデルとのつながり、少しですがわかってきました。
そしてリリエルのことも、もしかするとエルザの推測が正しいのかもしれません。
無意識のうちに魔法を使ってしまい、皆が彼女に好意を抱いている可能性もあるのですから。
魔法が弱いがゆえ、効かない人もいたりしてエルザの周りの人には効果がなかったのかもしれませんね。
ただそうなると、敵にならないように気を付けなければなりません。
まとめ
以上、ピッコマで配信中の悪女は変化する【第37話】のネタバレをご紹介しました。
悪女は変化するはピッコマ限定で配信されているので、他のサービスでは読むことができません。
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