ピッコまで配信中の「悪女は変化する」は、 希羅月先生、NUNOIZ先生の作品です。
ロべニア王国のクロッカス公爵家に生まれた二人の令嬢、この国で彼女たちを知らないものはいません。
「聖女」と呼ばれる侍女のリリエル・クロッカスとは違い、長女のエルザネス・クロッカスは社交界の女王的存在で「恐るべき貴族」とまで言われていました。
そんなエルザネスのことを人々は「悪女」と呼ぶようになったのですが、彼女には裏の顔がありました。
エルザネスは縁談が破談となりその後、ウィンターナイト大公との結婚がきまります。
あったことのない相手との結婚だなんて政略結婚だとリリエルは止めますが・・・。
以下、ネタバレとなりますのでご注意ください。
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悪女は変化する【第33話】のあらすじ・ネタバレ
エルザは部屋でレンと一緒に、魔力の調整をしています。
アルンデルの魔力のドアを冬魔力で押しているような感じだと説明をし、自然に維持を出来ているようです。
レンが今度は魔力を少し具体的にしてみようと言います。
頷いたエルザはそのまま魔力を使い、両手で青い光を作りだしました。
エルザ「こう見ると、私の魔力の色が変化しているのがはっきりと実感できるわ」
破壊の魔力と冬の魔力はまもなく完全に混ざると話すレンは、違和感はないかエルザに確認しました。
違和感はあるが以前よりもずっと魔力が強くなった気がして心強いというエルザ。
実際に使ってみると、もっとちゃんとして感覚がつかめるのだそうです。
今でも、自分の体の中に気づかなかった魔力が隠れていただなんて実感がないと話すエルザ。
純粋なロベリア人にすぎないクロッカス一族の家系に、アルンデルの血が混ざっていると考えるにはあまりに突拍子もない話だと感じているのです。
今、仮説として考えることができるのは・・・。
エルザ「レン、私が昨日広場で見た少年がアルンデルの新しい主だって言ったでしょう?」
彼はエルザのことを泥棒だと言ったこと、今度会うときは全てを取り返すと言っていたことを伝えます。
エルザ「彼の立場から見て私が泥棒ってことは・・・盗んだものってアルンデルの魔力のことかしら?」
そうかもしれない、レンは答えます。
ですがベス・アルンデル事件の時はそんな話はなかったので、エルザにアルンデルの魔力があるということを彼女がしらなかった可能性も高いのです。
今回姿を見せたのは、エルザの魔力を確認するためだったのかもしれないと、レンは考えています。
アルンデル公爵家の魔法はウィンターナイトと同じで、一族の主が所有者に発現させる前は本人はそのことを自覚したり使うことは出来ないのです。
確認をする為には、一族の主である彼が自ら行動するしかないということ。
「公爵家」ということは、アルンデルも貴族なのか?とエルザは質問します。
レンはそのことに対し、頷きました。
アルンデル公爵家
ウィンターナイト大公家とアルンデル公爵家は、アマリリス建国当時から存在していました。
アルンデルは帝国でもっとも大きい公爵家であり、もっとも大きな宗教でした。
彼らは絶えず冬を崇め、ついには白い雪と氷で覆われた世界で唯一の主として君臨することを目的とするようになったのです。
彼らはアルンデル魔力が持つ魅惑の能力で王家を虜にし、勢力を強め、その途中で冬が封印から解かれると世界中が凍り付く危機となります。
しかしウィンターナイトの祖先が彼らの行動を食い止め、それ以降急激にアルンデルの勢力は衰えていきました。
彼らの目的が変わっていなければ、いつかはエルザが持っているアルンデルの魔力を奪い返しに来るということ。
エルザが感じているだけでも相当な量の魔力・・・。
おそらくそうだろうというレンは、アルンデルの魔法は所有者たちが一緒にいるとき強い者の魔力が弱い者の魔力を増幅させる特徴があることを説明します。
アルンデルの主が行動できる範囲は広い、だからあらかじめ準備しておかねばならないと考えているのです。
エルザには大公妃として授かった冬の魔法があるので、魔力の使い方さえ身につけることができれば、あの時のようにアルンデルの主の力に飲み込まれるようなことは二度とないことをレンが伝えます。
エルザ「もちろんですとも、もう彼らには簡単にやられないです」
そしてレンに、私の先生になってほしいとお願いし、彼もそれを了承しました。
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ユージーン
ルイーザは慌てて、ユージーンが休んでいる部屋を訪れました。
そしてベッドの上に座っている兄の元へ近づき、彼をじーっと見つめるのです。
ユージーンについていた者は、もう完全に回復したので心配なくとだけ伝え、部屋を後にしました。
ユージーン「ずいぶん心配かけたみたいだな、もう大丈夫だから安心してくれ」
私は面倒なことはまっぴらだと恥ずかしがるルイーザですが、それでもユージーンは笑顔でわかったと答えるのです。
そしてルイーザは、帰る前の最後の食事だからとユージーンを誘い一緒に向かいます。
ルイーザが来る前、目を覚ましたユージーンは傍にいた侍従に質問していました。
ユージーン「大公妃殿下がアルンデルの魔力を持っているなんて一体どういうことだ?」
言葉通りだと話し、エルザがウィンターナイトの奥様であることは変わりなく、アルンデルの陰謀とはまったく関係がないものだと理解してほしいと説明してくれました。
じゃあ、ユージーンあのとき倒れたのは・・・。
邪悪なアルンデルが妃殿下の魔力を暴走させたのだそうで、そのせいでアルンデルの魔力に対する免疫力が弱い公子様が被害を被ってしまったのだと説明します。
一歩間違えれば最悪のことになりかねない状況ではあったが、有能でお強いエルザが自ら魔力を鎮めたのだそうです。
ユージーンを除いてあの場にいた人達の中で魅惑のことを覚えている者はおらず、三人の令嬢たちはユージーンは疲れがたまって睡眠不足のために倒れてしまったと説明いたのです。
ですからくれぐれも秘密は守るように口止めされます。
ペンダントもかならず身に着けておくように説明されました。
ユージーンのあの時の気持ちが恋心なんかじゃない、その言葉通り惑わされていただけだとわかります。
渡せるはずもないプレゼントをわざわざ買う愚かさも、永遠に触れることができない手を一度だけでも握ろうとしたそれが叶わなくても無理に笑顔をつくる惨めさも・・・。
全て邪悪な魔力に惑わされていたからだと、自分の本能ではなかったのだとユージーンは考えます。
ルイーザと一緒に歩きながら、たかだか数日でそれも夫がいる女性に自制が聞かないほどのめり込むなんておかしな話だとため息をつきました。
エルザ「いらっしゃったのね、ルイーザ、ヴァイオレット公子。お待ちしてたんですよ」
部屋につき出迎えてくれたエルザを見たユージーンは、それでも彼女のすがたにドキッとしてしまうのです。
ついに最後の晩餐になってしまい残念だと話すルイーザ。
エルザはでもまたすぐに会えるからと笑顔を見せます。
エルザ「公子、無事回復されて何よりです。それから・・・ごめんなさい」
ユージーン「・・・どうか謝ったりしないでください。妃殿下が悪いわけではありませんから」
安心したエルザは、食事にしようと二人を誘うのです。
ですがユージーンの表情はどこか寂しさを抱えているようにもみえます。
次の日、みんなが帰るのを見送るエルザとレン。
帰りの馬車の中で、ユージーンが手に持っているものに興味を示すルイーザ。
ユージーンはプレゼントしようと思っていたことを素直に話します。
ルイーザ「誰に?お母様?私?」
ですがユージーンは手に持った赤い宝石のついたアクセサリーを見ながら・・・
ユージーン「もう持ち主はいなくなっちゃったな」
とだけ答えるのです。
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悪女は変化する【第33話】の感想
切ない・・・仕方がないとは言え切ないです。
ユージーンは魔力のせいでエルザにひきつけられたんだと考えるようにしたのでしょうが、きっとこれは本当の恋心だったきがします。
そうでないと、またエルザにあったときにあんな切ない表情はみせないですよね。
セシル以外は誰も気づいていませんでしたが、それでよかったのだと思います。
まとめ
以上、ピッコマで配信中の悪女は変化する【第33話】のネタバレをご紹介しました。
悪女は変化するはピッコマ限定で配信されているので、他のサービスでは読むことができません。
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