ピッコまで配信中の「悪女は変化する」は、 希羅月先生、NUNOIZ先生の作品です。
ロべニア王国のクロッカス公爵家に生まれた二人の令嬢、この国で彼女たちを知らないものはいません。
「聖女」と呼ばれる侍女のリリエル・クロッカスとは違い、長女のエルザネス・クロッカスは社交界の女王的存在で「恐るべき貴族」とまで言われていました。
そんなエルザネスのことを人々は「悪女」と呼ぶようになったのですが、彼女には裏の顔がありました。
エルザネスは縁談が破談となりその後、ウィンターナイト大公との結婚がきまります。
あったことのない相手との結婚だなんて政略結婚だとリリエルは止めますが・・・。
以下、ネタバレとなりますのでご注意ください。
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悪女は変化する【第53話】のあらすじ・ネタバレ
大陸の各地域に勤務する団員からの報告書によると、昨年の冬以降アルンデルの魔力による騒動は起こっていないそうです。
昨年の冬の祭りでエルザを攻撃したヘルの行方は引き続き追っているとの、ホワイト騎士団からの報告。
できるだけ早く動向を把握できるようにしているそうです。
相当うまいこと姿を隠しているようだ・・・とつぶやくレン。
そしてエルザに、リリエルもアルンデルの魔力を持っていかもしれないと言われたことを思い出しました。
レン「ロベリア・・・特にクロッカス公爵家から目を離さないように伝えてください」
ホワイト騎士団団長は、クロッカスとはエルザの・・・と気づいた様ですが、口を紡ぎました。
レン「気になる点があるんです。詳しいことは時期が来たらお話します」
そしてホワイト騎士団団長には、下がるように伝えました。
部屋に残ったのは執事のルアン。
レン「ルアン、ここ最近クロッカス家からエルザ宛に来た手紙はありませんか?」
ルアン「あ・・・あの・・・それが実は・・・」
言いにくそうにしているルアンですが、エルザとクロッカス家のやり取りは一切ないことを話しました。
レンも知っていると思ったため、あえて報告をしなかったそうです。
レンは少し考えて、最近雄クロッカス家の様子はどうか聞きました。
ルアン「どうやら、一族の商売は厳しいとのことですが、奥様がそれをご存知なのは分かりません」
レン「・・・そうですか」
レンは、どうすればエルザの手助けができるか考えています。
何か考え事をしているエルザのを心配したエリーナ
庭園で仕事をしているエルザ。
首都へ出発する準備は整っていること、秋の舞踏会の期間中に滞在する首都のお屋敷も掃除などの準備すべてが終わっていると報告を受けました。
そして注文しておいたドーラン・カレンのドレスは、仕立て上がり次第首都のお屋敷に到着するそうです。
ですが話が聞こえていないのか、エルザは書類を盛ったままボーっとしているのです。
エリーナが心配そうに声をかけると、わかったと返事をするエルザ。
二人の侍女は、不思議そうな顔をしています。
お茶も飲まず、お菓子も食べず・・・仕事を進めるエルザを見つめているエリーナ。
するとエルザは、書類にインクを落としてしまいました。
エリーナ「エルザ様、もしやお身体の具合でも悪いのではありませんか?今日はお休みになられた方が・・・」
エルザ「大丈夫よ、リナ」
いつもの笑顔で答えます。
ですがどことなく、エリーナは気になって仕方がないのです。
屋敷内を歩いていると、レンとすれ違ったエリーナ。
レンから呼び止められ、エルザはどうしているのか聞かれます。
エリーナ「エルザ様は今日のご公務を終えられ、お部屋にお戻りになりました」
ダイニングにエスコートしようと思っていたレンは残念そうにしていますが、エリーナは今日は夕食はいらないとお伝えするように聞いていたんだと話します。
レン「どこか具合でも悪いんですか?」
エリーナ「いいえ、午後にお茶菓子を沢山召し上がられたので、お食事は控になるとのことです」
何かが気になっている様子のレンですが、わかりましたと納得することにしました。
そしてエリーナに背を向けて歩いて行こうとすると、彼女に止められます。
レン「どうしたんですか?」
エリーナ「実は・・・エルザ様は今日一日中ぼんやりしていらっしゃいました。本当は午後のおやつもほとんどお召し上がりにならなかったんです」
レンは驚いた表情をしています。
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昔を思い出してしまうエルザ
一人で部屋にいるエルザは、ベッドの上に横になっています。
どうしてでしょう、全て忘れたと思っていたのに・・・。
昔、両親がリリエルばかり心配して可愛がっている様子を思いだしてしまいます。
リリエルが持っているアルンデルの魔法が、家族にも影響を与えたのかとおもうと、古い記憶がいくつも思いだされてしまうのです。
更に思いだしたのは、母に泣きつくリリエルに、エルザが大切にしている人形を渡しているところです。
自分の気持ちを押し殺し、リリエルのわがままを聞いたときにだけ、「いい子ね、エルザ」と母に言ってもらえるのです。
何かを譲るときだけ、可愛い娘であり、自慢の姉だったのです。
ベッドから起き上がり、引き出しにある小箱をだしました。
箱を開けると、そこには綺麗なネックレスが入っています。
するとレンが部屋にやってきました。
レン「夕食を抜くなんて心配ですね。お腹は空いてないですか?もしかしてどこか具合でも悪いんじゃないですか?」
エルザ「大丈夫よ、レン」
いつも通りの笑顔を見せるエルザ。
レンは、エルザの隣に座ります。
レン「それは結婚するときに持ってきたネックレスですよね?」
エルザの手には、赤い大きな宝石が付いているネックレスがあります。
それはどういうものなのか聞いてもいいですか?とレンが言うと・・・。
エルザ「もちろんですわ。このネックレスは・・・おばあ様の形見なんです。私の宝物ですわ」
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悪女は変化する【第53話】の感想
リリエルに悪気があったわけでもないですし、意図して魔法を使っているわけでもないでしょうが・・・。
なんだか、やるせなくなりましね。
エルザはずっと我慢して、良い子でいなければならず、かといって両親からの愛情もリリエルに取られてばかり・・・。
レンの元にやってきて、良かったと思います!
今では友人にも、大切な人にも囲まれて・・・、楽しい毎日を過ごしているのですから。
裏で、レンはクロッカス家の調査を始めていました。
この時点では、ヘルが屋敷に招待された前だったのでしょうか?
まとめ
以上、ピッコマで配信中の悪女は変化する【第53話】のネタバレをご紹介しました。
悪女は変化するはピッコマ限定で配信されているので、他のサービスでは読むことができません。
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